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略奪絵画の行方

ドイツ南部で見つかったナチスドイツによる略奪絵画、シャガールの未発表作品やマチスやピカソなどの巨匠作品も含まれたいたことで大きな話題となっていましたが、所有者は返還を拒否しているそうです。

この略奪された絵画、現所有者の父親が画商としてナチスに協力して売りさばいていたのですが、訴追されず、現在の絵画は私物として現在まで所有し、その絵画を現所有者である息子が遺産として相続していると言う経緯になってます。

また、本来の所有者を突き止めることも、どうやら困難で、このままいけば所有者がオークションに競売しない限り日の目を見ることはないように思えます。仮に競売にかけられたとしても、個人のコレクションになれば、表に出ることもないように思います。

今回の1400点以上、総額1330億円にも及ぶ貴重な作品の行方。所有者と政府の交渉に委ねられるのですが、世紀の略奪絵画コレクションを美術ファンなら一度は拝んでみたい気持ちは強くなります。


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