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映画「ミッドナイト・イン・パリ」

ウッディ・アレン監督作品で、アカデミー賞とゴールデングローブ賞で最優秀脚本賞に輝いた映画「ミッドナイト・イン・パリ」を観賞しました。

ウッディ・アレンと言えば、都会の美しい風景のなかで、日常のひとコマをコミカルに描いた作品が特徴ですが、今回は、世界で最も魅力的で美しい都会・パリを舞台に描かれています。

内容も、小説志望のアメリカ人脚本家が、恋人と憧れのパリを訪れるなか、パリが芸術家によりもっとも輝いた時代にタイムスリップする物語です。アートにかかわるものとしては、この内容だけで興味津々だったので、公開が待ち遠しい作品でした。

主人公の純粋にパリを愛する姿と価値観の異なる恋人の友人や親たいとのやり取りもコミカルで、なにより、アメリカ人とフランス人の価値観の違いが、うまく味付けされています。

彼がタイムスリップした時代は、1920年代の後に世界的に活躍する芸術家たちが集まった黄金時代。ゴーギャンにピカソ、マチス、ダリなどの芸術からヘミングウェイ、フィッツジェラルドなどの小説家やマンレイなど写真家が登場。これらの偉人たちのキャラクターもかなり忠実に描かれ、主人公との絡みも軽妙です。

さらに、主人公が、芸術家から愛された女性と恋に落ち、次の時代にタイムスリップしたりと、現実のパリと過去のパリを美しく見せながら、偉大な人々と出会うことで、ますますパリの魅力にのめり込む様を見て、僕自身もパリに魅了されていました。

フィナーレも、ウッディ・アレンならではのハートウォーミングな演出で、僕にとっては、アートにプラスして楽しめました。


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