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映画 幸せへのまわり道

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子供番組の名司会者をトム・ハンクスが演じたヒューマンドラマ「幸せへのまわり道」を鑑賞

本作は、1968年から40年余りにわたって放送されたアメリカの子供向け番組の司会者フレッド・ロジャースと老舗雑誌「エスクァイア」のロイド・ボーゲル記者の記事をもとに制作された作品です。

物語はロイドが、姉の結婚式に招待され長らく絶縁状態だった父と衝突。数日後、ロイドは、長寿番組の司会者フレッドの取材することになったが、フレッドに家族に対する問題や父に対するわだかまりを見抜かれてしまう。アメリカ国民に親しまれているフレッドに対し、心の裏を探ろうとするロイド、フレッドは、包み隠さず対応し次第に惹かれるようになる。

フレッドは、とても親しみ深く、スタジオを離れても彼を愛してやまない人々に分け隔てなく対応する。その姿が微笑しく、偽善者のように捉えられる部分は微塵もない。自分の心の内を見抜かれたことで反発し、裏側を暴いてやろうとしるロイドだが、対照的な二人の姿がフレッドの存在感を高め、さらにロイドの積年の悩みを解決に導く過程が丁寧に描かれていて好感を持った。自制心の持ち方や出演者に対する優しさや妥協なき番組作りなど、トム・ハンクスの名演が光りますが、同時にロイドを演じるマシュー・リスの父に対する心の変化もうまく演じられていました。

あらためて、幸せとは何か、人生にはまわり道が必要だなって感じながら地味な作品ですが心に染み入る内容でした。

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