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映画・少女

湊かなえのミステリー原作を本田翼と山本美月主演で映画化「少女」を観賞

 

湊かなえ原作の映画は欠かさず観賞してる僕にとっても、以前から気になっていた作品です。今回は、ドラマでもおなじみの本田翼と山本美月が女子高生役を好演、すっかり役者が板についたアンジャッシュの児島一哉、SMAPの稲垣吾郎、千葉真一の息子の真剣佑が重要な役どころを演じています。また、地元愛知でのロケと今一番気になっている若手バンドのグリムスパンキーが、主題歌を担当していることでも、早く観たいなと思っていました。

本田翼演じる由紀と山本美月演じる敦子は、それぞれに過去に傷を持ちながら高校生活を送っている。クラスメートの陰湿ないじめを受けている敦子に向けた小説を完成されることで助けようとするが、その原稿が何者かに盗まれたことで、由紀は危険な行動に出ていく。夏休み、疎遠となった二人はある事件をきっかけに、再び距離を近づけいくと言う感じの内容です。

湊作品の映画化は、告白での中島哲也、北のカナリアの阪本順治、しらゆき姫殺人事件の中村義洋の実力派監督が担い、監督の個性が色濃く出て雰囲気の違いが大きく出てました。今回は、しあわせのパンや繕い起つ人の三島由紀子が監督、女性らしい感性が引き立つ作品に仕上がっていて、本田翼のイメージを180度変えた演出は、彼女の女優としての新境地を開いてくれたように思います。

湊作品にみられるイジメの問題をあらゆる視点で見せながら、少女の持つ普遍性と社会によりもたらせられる不条理がうまく導き出された良い作品でした。


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