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フランソワ・ポンポン展 名古屋市美術館11月14日まで

先日の金曜日に名古屋市美術館の夜間鑑賞で「フランソア・ポンポン展」に出かけてきました。

フランソア・ポンポンはフランスを代表する彫刻家の一人で、24才でユゴーの「レ・ミゼラブル」のコゼット像がサロンで好評を得ますが、10年後の35歳頃からエジプト美術や日本美術の影響を得て単純化された動物彫刻で自身の作風を確立していきます。また、その頃に巨匠オーギュスト・ロダンの工房で下働きをしながら様々な彫刻作品に触れることできたことも大きかったようです。

さて、今回の展覧会は、パリのオルセー美術館や出身地のディジョン美術館、群馬県立館林美術館から初期作品のコゼット像などの人物作品から最晩年の動物作品など約90点の大理石やブロンズ鋳造作品などが鑑賞できます。特に晩年のアールデコ期の作品は単純化された動物たちの特徴をやわらかな曲線で表現され愛らしくもあります。

展示作品の大半は、ポンポンの動物でいっぱい。鶏や豚、ハトなどの身近な動物から代表作のシロクマにフクロウやペリカン、キリン、ヒョウなど子供連れの方にも動物園気分で気軽に鑑賞できます。

名古屋での会期は11月14日まで、群馬展が群馬県立館林美術館で11月23日から、その後千葉展が開催予定です。めずらしい彫刻作品展をぜひ鑑賞してみてください。


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