長野アートの旅、最終日は諏訪の美術館に先ずは、原田泰治美術館へ。
原田泰治氏は、諏訪市出身のグラフィックデザイナーで昔ながらの日本の風景を描き続ける画家として有名です。
朝日新聞の日曜版で連載された「原田泰治の世界」や毎日香のCMのアニメなどが有名です。また、さだまさしと親交も深く、原田の絵を題材にした楽曲もあるそうです。また、武蔵野美術大学の同級生でくまさんこと篠原勝之さんは、彼の長年の友人です。
原田さんは、小児麻痺を患い両足が不自由にかかわらず、日本はもとより世界を旅して歩いてこられました。
今回の企画展は、ぶらりローカル線の旅と題して、日本各地の四季折折々の素朴な風景を山や谷を走るローカル電車とともに描かれた作品が展示されています。
また、ローカル線で訪れたその土地の特色ある情景も展示され、僕の隣町。岩倉の鯉のぼり洗いの光景もあり、親近感を持ちました。
また、世界を描く原田泰治の歩んだ道では、クロアチア、アメリカ、ブラジルなど名所、旧跡などを独自の世界で絵が描かれ、日本の昔ながら風景と通じる郷愁ある作品が並んでいました。
日本各地には、個人にスポットをあてた様々なアーティストの美術館があります。自分の好みにあったアーティストの美術館を訪れるのも、また趣の違うアート旅になると思います。