ジョディ―・フォスター監督。ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ共演の映画「マネーモンスター」を観賞
ジョディー・フォスターと言えば、タクシードライバーでの少女娼婦や羊たちの告発の行方でのレイプ被害者、羊たちの沈黙での新米FBI捜査官が浮かび演技力においても、好きな女優の一人ですが、監督としてのフォスター像は、僕にとっては印象が薄いです。
今回の作品は、ジョージ・クルーニ―演じる財テク番組の司会者リー・ゲイツが投資で財産を失った男が番組を乗っ取るパニックムービーです。
番組のディレクター・パティにジュリアローバーツが扮し、爆破装置の付いたベストを着たクルーニに指示をしながら、ジャックされた番組をコントロール。犯人が被害にあった投資会社の不正の事実を暴いていきます。
クルーニは、今回の番組のプロデューサーも務めてますが、今までのクルーニの渋い役どころとは変わって、陽気で気弱な男を演じ、外見の雰囲気とのギャップも相まって新しいクルーニ像が見えました。ジュリア・ロバ―ツも、冷静沈着なクルーな女性を演じ、二人のキャスティングはこの作品には、ピタリとはまってました。
ジョディ―・フォスター自身が、常に社会に対するメッセージを発信する女性だけあって、番組ジャックを背景に投資と言うマネーゲームがもたらす人間模様がリズミカルに展開され、s社会派エンターテーメントして、充分魅力的な作品となってました。