映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、未確認生物を求めるテレビ番組クルーの奮闘を描いたコメディー作品「探検隊の栄光」です。
作品タイトルとその内容がコメディーと来れば、1976年から10年間にわたり制作された川口浩探検隊を思い出す人も多いかと思います。
今回の作品は明らかに、その番組がベースにしたパロディ的作品と思っていたのですが、後半からは、予想だにしない展開が待ち受けていました。
幻の珍獣ヤーガを求めて、ロケを繰り広げていた番組クルーたち。最後の撮影地である洞窟にたどり着いたクルーの前に現れたのは反政府軍。命を狙われ、テープを奪われそうになったとき、隊長の熱意により反政府軍メンバーも加えた撮影に成功。
最後のクライマックスの撮影の中、今度は政府軍が反政府軍を一掃するために洞窟へと侵攻。迫りくる政府軍を前に、反政府軍と共に最後の撮影が強行されることに。
撮影クルーの面々は、隊長の藤原竜也、プロデューサーには、ユースケ・サンタマリア、ディレクターに小澤征悦、カメラマンには、田中要次と濃いーメンバーが集結。馬鹿馬鹿しくも、情熱的な内容に目を奪われました。
この映画を観て、川口浩探検隊をありえないと心の中で思いながら、番組にのめり込んでいたあの頃を思い出し、馬鹿馬鹿しいことに真剣取り組む姿が、観る人を魅了していたことを改めて感じることができた作品です。