昨日は、今もっとも注目されている2人組バンド「GLIM SPANKY」のツアーライブに参戦してきました。
以前、車のCMでジャニスジョプリンのムーブオバーのカバーから、その声に惹かれたのがきっかけで、いつもライブチェックする友人と参加することに。
CDやYouTubeなどでチェックしてましたが、ライブは、パワフルでリズミカル。松尾レミのボーカルと亀本寛貴のギターによる70年代のファッションと音楽性が融合したサイケデリックなステージに終始くぎ付けになりました。また、軽快なロックナンバーでの声とバラードでの声の違いも魅力的で、明らかにその歌唱は彼女の歌詞の内面を表現しています。
今回のライブでは、長野県飯田市出身の二人は、名古屋とも縁が深いようでファン層も幅広くソールドアウトの盛況ぶり。バンドの音楽性が如実にあらわれています。また、映画やドラマ、CMなどに楽曲がタイアップされていることも効果が高かったと思います。それらは決して同一の音楽性に偏らず、軽快なロックナンバーからバラードまでと幅広く、一貫性に欠けることが、むしろバンドの存在感を示しています。それは、二人の環境が様々な音楽と触れ合うことで、自分たちの空気感にあう音楽性が導き出されことが大きいと感じます。そして、ほとんどの楽曲を手掛ける松尾レミの環境に大きく起因しているのではと、ライブ中の言葉から感じました。
僕も松尾レミの父親に近い年齢となりますが、今日本の音楽が時代と共に様々な音楽が受け入れられ、融合され、過去の時代のエッセンスが再び新しい音楽として昇華されているように感じてます。GLIM SPANKYが、その担い手となるバンドだと期待と確信を持って見守っていきたいと思います。