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永青文庫 日本画の名品 名古屋市美術館



先日、名古屋市美術館で開催中の「永青文庫 日本画の名品」を観賞しました。

永青文庫とは、700年の歴史を持つ熊本藩主・細川家に伝わる文化財を保存、研究、公開することを目的に作られたもので東京の目白台にある美術館です。

細川家と言えば、細川護熙首相が一般には広く知られ、現在は陶芸家、画家としても有名です。永青文庫は、祖父にあたる細川護立氏により財団として設立されました。

今回の展覧会は、護立氏が美術蒐集した日本画の名品にスポットをあてています。菱田春草や横山大観などの名品の数々に加えて、日本の禅画の大家、白隠に仙厓の作品など重要文化財級の作品が一同に偕しています。

今回は重要文化財に指定され、熊本県立美術館寄託の菱田春草の代表作2点が前期に落葉が、後期には黒き猫が展示されています。日本絵画において、近代日本画の作品は、革新的であり現在の日本画の礎が築かれました。現在は、後期の作品が展示されていますが、菱田春草の黒き猫に並び、記念切手としても馴染みのある小林古径の髪も展示され、2点の重要文化財が展示されるだけでも意義深い展覧会です。2月26日まで開催の展覧会に、ぜひ足を運んで細川家の名品を味わってみてはどうでしょう。


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