65オヤジのスタイルブック

劇場版 MOZU

テレビドラマシリーズのMOZUの劇場版を観賞。

 

今回で完結となる劇場版MOZU。いつもと西島秀俊とは一味違うディ―プな彼を味わうこことが出来たシリーズの最期を飾るにふさわしい内容でした。

このシリーズの成功は、やはり原作の持つハードボーイルドの部分を投影させた点にあると思います。

物語は、いよいよ佳境に。妻の死の真実を知った西島演じる倉木が、もうひとつの真相である娘の死が妻に関わるものかを突き止めること。その鍵を握るのは戦後の闇のフィクサーである、ビートたけし演じるダルマの存在。そのダルマの行方を追う香川照之演じる大杉と真木よう子演じる明星の三人が、テログループによる爆破事件、誘拐事件へと発展していくもの。

MOZUの特徴は、キャスティングの妙にあると思いますが、主役の西島や元公安の長谷川博已演じる東。双子の兄弟を演じた暗殺者「百舌」の池松壮亮に、新たに「百舌」に心酔するテロリストに松阪桃李が加わり、二枚目俳優たちのイメージを覆す演出には最後まで感服しました。また、夢の中に登場するダルマのイメージそのものに、ビートたけしと実行犯のリーダー・伊勢谷友介の悪の存在感も光ってました。

また、ロケーション現場の撮影技術は迫力満点で、一か月に及ぶフィリンピンロケや僕の地元でもある愛知県で行われたロ現場は、ラストの流れるクレジットでようやく認識できるほど完成度の高いロケーションでした。


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