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田村能里子-風を聴く旅- 古川美術館

GW以降も楽しめる東海の美術展の2回目は、残すところ1週間と迫る5月14日まで古川美術館と爲三郎記念館で開催中の「田村能里子‐風を聴く旅‐」です。

愛知を代表する女性洋画家のひとり、田村能里子女史と古川美術館との深い縁は、収蔵作品と共に爲三郎記念館の一室を改装して描かれた天井画の「季の嵐」に由来します。今回の展覧会は、天井画の公開20年を記念し、古川美術館では、彼女を世に知らしめたアジアの女性をモデルにした未公開デッサンの「イーサンの赫い風」と「アジアの熱い風」が展示され、爲三郎記念館では、雅の空間の中に彼女が取材旅行の中で集め愛用ているアジアインテリアが並びます。アジア女性の凜とした姿は、熱と風を感じるたおやかさな姿を感じます。また、インテリアには、彼女独自の美意識が感じられ、制作活動もエネルギーとなっているようです。

今回は、学芸員によるギャラリートークの機会を得て、天井画の由来や作品の詳細が語られることで普段と違う天井画への新しい発見が出来ました。また、数々の壁画を制作された思いが伝わりました。

古川美術館の創設に尽力された古川爲三郎氏の終の棲家であった爲三郎記念館は、歴史こそ浅いですが、数寄屋造りの名古屋を代表する木造建築です。怠ることなく手入れが施された庭と共に寛ぎの時間を楽しんでみてください。




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