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トランプ政権と日本 1

2021-02-16 09:40:00 | 日記
「トランプ政権と日本」という本を読みました📙

この本は2017年の本なのですが図書館で偶然見つけて少しだけ見てみると、今言った方がいいんじゃないかと思うようなことを書いていたり、アメリカでも日本でも起こっていることを書いていたりしたので借りてみました。

著者のところにNHK取材班と書いていましたが、トランプさんに関してはやはりよく思ってはいないような書き方のところがほとんどだったと感じました。

しかし、私がびっくりしたのが30ページくらいから急に「白人」という言葉が結構出てきたことです。最初は普通に読んでいましたが、途中で出てくる回数があまりにも多くて違和感を感じて白人だけが悪いような書き方でいい気持ちはしませんでした😥
さすがに1番最後まで書いてはいませんでしたが、言葉を失いました。


気になったところには付箋を貼っていましたが、あまりにも多くて自分でも笑ってしまいました😅
まとめると長くなりそうなので、2回くらいに分けて書きたいと思います。


まずは、製造業とTPPに関してです。トランプさんがTPPからの離脱にこだわる背景には、グローバル化によってアメリカ国内の製造業が大きな打撃を受けている実態があり、それによって生活や先行きに不安を抱えた人たちからトランプさんは多くの支持を集めました。1960年代以降推し進められたグローバル化によって中国などの低賃金で生産できる国との厳しい競争に敗れ衰退に向かったそうですが、日本でも結構ありそうだなと思いました。

さらに追い打ちをかけたのが、テクノロジーの進化によるオートメーション化でグローバル化とオートメーション化による経済構造の変化は、ラストベルトで働く白人労働者にとっては悪条件そのものだと書いていました。

次はグローバル時代の終わりの始まりというタイトルで選挙戦を通し、白人労働者の声に後押しされる形で自由貿易を悪者扱いしてきたトランプ氏。一方で日本の企業関係者からは、彼のそうした姿勢に対して「グローバル時代の終わりの始まりだ」との悲観的な声が聞かれると書いていました。

いいことを書いていたのは元海軍の人やトランプさんの支持者の人のインタビューくらいでしたが、元海軍の人は「トランプが大統領になれば大きく変わるでしょう。この国を立て直す道を彼は分かっているのですから」と言っていたそうです。
トランプさんの支持者の人は「このままでは白人が移民に飲み込まれてしまいます。多くの移民が次々と押し寄せ、そのうちこの国をコントロールするようになってしまう。トランプさんはこの気持ちを代弁し、国をいい方向に導いてくれる」と言っていたそうです。

その後に書いていたのですが、取材班の人種と人数を書いていました。移民の人もいると書いていました。白人はいなかったみたいです。
トランプ支持者の人は親切だったみたいですが、インタビューを終えてその場を後にすると、どこか居心地の悪さを感じていたことに気づいたそうです。
移民のカメラマンと音声マンは「仕事でなければ二度と話を聞きたくない」と本音を吐露したそうです。
そしてインタビューに答えたトランプ支持者に対して、非白人の私たちを心の中でどう見ていたのだろうか?と書いていました。


そして、今の状況と同じようなタイトルもありました。アメリカの中国化です。イアン・ブレマーという人が出てきましたが、トランプさんの外交政策について「(相手の)国内問題に触れない。どの国とでも取り組む。うまい取引をして両者が得をする」という考え方が根底にあると答えていたそうです。
次にこの本の著者が書いていたのは「ということは相手国が人権上の問題を抱えていたり、看過できない侵略行為などを行っていたりしてもうまい取引さえすればアメリカとしては口出しをしないということなのだろうか。新大統領の姿勢からは、そんな懸念を抱かざるを得ない危うさが感じられる」と書いていました。

イアン・ブレマーさんのインタビューはニューヨークで行われたらしく自由の女神像を指差して「あれはフランスから贈呈されたものです。自由の女神は、アメリカが世界中で抑圧された人々にとっての希望の光であることを象徴しています。しかし、私には自由の女神像がトランプ政権が象徴するものを反映しているとは、とても思えないんです。」などと言っていたそうです。


私はこの文を見たとき、今言うべき言葉なのではないかと思いました。



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