透明人間たちのひとりごと

これは予知夢か正夢か

 「竹島をめぐる韓国との領有権問題で、日本政府が IJC
(国際司法裁判所)への単独提訴を見送ったらしいですね」 

 「どうも嫌な予感がしてたんだよ。 日本政府が毅然として
行動するように見える時に限っていつもこうだexclamation2

 「まったく、そう、いつもこんな感じで尻すぼみに終わる」

 一昨日の午後の 2号 さんと1号 さんの会話です。

 まあ、一応 「年内での」 という断りがあるとしても、確かに
(そうだよなァ)と思いながら漠然と聞き流していたのですが、

 今日の朝刊に躍(おど)った

 韓国大統領―竹島上陸は「当然」―次期政権も
譲歩せずの見出しに先輩たちの政府への愚痴や非難轟々
とする、大ブーイングの嵐のサマが、いまから白昼の予知夢
のように見えてきて何だかちょっぴり怖いような気がします。

 共同通信など世界の主要通信社6社との会見で、韓国の
李明博(イミョンバク)大統領は、8月の竹島(韓国名・独島)
上陸について 「韓国領土視察の一環で、国民はこれを当然
のことと考えている」 と延べ、 「誰が次期大統領となっても
日本への姿勢は変わらない」 として、領土と歴史問題では
一切、日本に譲歩することはないとの認識を示しました。

 「提訴の見送りが決まった途端に、これかよ」

 怒りに震える 2号 さんの声が聞こえてくるようです。

 日韓関係に改善の兆しが … とか、なんとか言ってたよう
だけど、どの辺りの関係が、どのように改善されたのか」

 ボク にはよくわかりませんが、提訴が先送りされたこと
だけは事実のようです。

 先程、見えた 白昼夢的な予知夢 によると …

 「大統領選挙をまじかに控えた、いまこそ絶好のタイミング
じゃないですか! 単独提訴のチャンスですよね」

 「危険な賭けになる公算が大きいけど、最も嫌な時期だろう
からゴールドバーグ外交から言えばチャンスなのかも …」

symbol2 アイザック・ゴールドバーグ博士の外交については、拙稿
 『大人の対応と決着』 を参考にしてください。

exclamation http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/270.html(参照)

 「それに、竹島を海外メディアが取材した時には、(竹島を)
紛争地帯だと世界中に配信してくれたわけだし、これ以上の
タイミングはないですよexclamation2

 「まっ、日本の外交は超弱腰が専売特許だから期待はして
いなかったけど」

 「でも、衆院選のマニフェストでは、(4)外交・安全保障で、
平和国家としての~現実的な外交防衛』って、野田さん
は選挙用の公約を発表してたけど、IJCへの提訴は現実的
で平和的じゃないってこと … 」

 「それに、『海上保安庁などの警戒監視、警備体制を
拡充し、尖閣諸島をはじめとする領土・領海の守りを
固めます
』って言ってるのに、竹島は別ってことですかexclamation2

 2号 さんの憤懣は遣る方のない方向へ流れる一方で、

 「大統領がああいう態度でいる以上、韓国との友好なんて
100%あり得ない。なぜ、いつも日本だけが譲歩するんだexclamation2

 「相手を慮(おもんばか)るのが、日本人の美徳だからさ」

 「ただ、それが通じる相手ならばいいけど、そうじゃないと
害悪でしかないよexclamation2

 「国益を考えるならキチンと提訴して、平和的に戦う姿勢を
示す以外に方法はなく、先送りしても何の解決にもならない」

 日本の国土を不法に 占拠・侵略 しているという状況
を座視したままで放置することなど、断じて許さないといった
表情で 2号 さんは、口をむすんだのでした。

 聞くところによると、

 提訴の準備はほぼ整っていたようですが、11月下旬以降、
外務次官級の経済協議や日韓両国の財務相による対話が
相次いで開かれるなど、関係改善を模索する動きが出始め
ていました。

 12月19日には韓国の大統領選挙も控えていて、新政権の
日本に対する外交姿勢を見極める目論見もあって、提訴の
方針から先延ばしへと軌道修正をはかったようなのです。

 関係改善を目指すことに異論などあるわけもないですが、
経済協議と領土問題とはまったく関係のない話です。

 領土問題には、ナショナリズムが絡んでくるので他の問題
にも飛び火してしまいがちですが、それはそれで、キッチリと
日本の立場を主張すべきだと ボク は思います。

 そもそも日中韓のFTA(自由貿易協定)だって、どれだけの
メリットがあるのか、疑問だし、それに通貨危機に陥った際
のスワップ協定だって微妙でしょう。韓国経済が崩壊すれば
影響は免れないけど、それよりも日本のデフレの方がずっと
悩ましい問題でしょう。

 大体、大統領選挙にしたって、韓国の都合であって日本に
とっては何ら考慮する事情にあたらない出来事です。

 もっとも 日本が何か卑怯な振る舞いでもしたというのなら
話は別ですし、アメリカの影(意思)が見え隠れしているとの
噂も耳にします。

 ねっ、聞こえて来るでしょ。 チラホラと …

 さて、そろそろ1号 さんたちが戻って来る頃です。

 さっき見た ボク の白昼夢は、正夢デジャヴ(既視感)
などの予知夢となるのでしょうか

 それとも逆夢や無意味で儚(はかな)いマスターベーション
に終わるのでしょうか

 ところで、

 予知夢 にしろ、正夢 にしろ、現実に遭遇して初めて
そういえば 「夢」 と同じじゃないかと気付くものです。

 ただ 予知夢 のなかには、将来起きることをある程度
までは、事前に認識できる場合があります。

 たとえば、今日、このまま、何事もなかったように …

  「お疲れさまでした。
          お先に失礼します」


 と、帰ってしまえば、正夢になるかどうかは風まかせです。

 でも、竹島上陸は「当然」 と言い放った李明博
大統領のことに話を向ければどうでしょう。

 十中八九 は夢に見たような展開が期待できます。

 … と、まあ、これでは、かなりインチキ臭いので、もう少し
真面目な記事に仕上げないと1号 さんから大目玉
喰らうことになってしまいそうです

 そ、そんな 正夢 だけは、絶対 に見たくないから、
デジャヴ について考えてみることにしましょう。

 所謂(いわゆる) デジャヴ(既視感)とは、同じイメージ
を夢のなかで共有していることです。

 フランス語で、「デジャヴュ(既に見た)」 と発音しますが、
実は、一度も体験してもいないのに、既にどこかで体験した
ことのように感じる現象です。

 一般的には、その体験を「知っている」という記憶のほか
に、「確かに見たり、そのように行動した覚えがあるけど
、いつ、どこで、どのようにしてそうなったのかquestion2 … など
の因果関係が曖昧で思い出せない
」 といったじれったい
違和感を伴う場合がほとんどです。

 「過去の体験」 として認識している出来事は、夢に属する
ものと考えられますが、「前に実際に経験した」 という確固
たる実感があり、単なる物忘れや普通の夢とは、その点に
おいて明らかに異なるのです。

 但し、過去に経験した同じ体験を夢の中で見たという記憶
そのものが、実際には体験したとされる感覚と同時に新たに
夢として脳内で作り上げられることは、さして珍しいことでは
ないようで、その場合にも本人は確固たる実感覚として夢を
見たと感じるために、予知夢と混同してしまうようなのです。

 実際には、そうした夢ですら見ていないばかりか、まったく
無関係の内容である情景やシチュエーションである場合が
多いとされているようですが …

 ホントのところ、よく分りません

 いずれにしても、ボク が思い描く 未来 は …

 未体験の過去、つまり、明日が昨日になるようなもので、
言い換えれば、明後日に匹敵するものだと考えます

 なぜなら、

 明日は昨日までの延長線上にある今日の出来事などから
過不足のない程度に推測することが可能だからです。

 そうして、それは明日の風となって …

 symbol3kirakira2 あしたはあしたの風が吹く わけだけど

 あさっての風は、ボク には予測がつきません。

 なんて、「たわごと」 を書いているうちに、2号 さん
が帰って来ました。


 exclamation2 1号 さんも一緒だ

 尻切れトンボだけど、早いとこ、アップ しちゃお

 あっぷあっぷですが アップ しま~す symbol5 

コメント一覧

透明人間5号
山田君! 半熟マンさんに座布団1枚と青年探偵団さんには、
座布団2枚差し上げてください。
青年探偵団
日本よりひと足お先に、初めての女性大統領が韓国で誕生しました。
ボッボッ、ボク(朴)は女性大統領♪♪ … ?
それは、ボクではなく、パク(朴)と発音するのですョ!
でも、これって予知夢なのか?正夢なのか?
悪夢にならないことだけを祈りましょう。

大丈夫ですョ。 バクがパクっと食べてしまいますから…
半熟マン
そう言えば、批判をとんと聞かないね!
竹島問題の提訴延期に関する話だけど…
IJCへの単独提訴には関心ないのかな?
それとも、これを予知夢って言うわけ…
透明人間2号
甘いな5号!

提訴見送りの裏には衆院選の選挙対策という目先の利害が絡んで
いるに決まっている。

どう考えても民団に選挙協力を頼むための下心が見え見えだよ。

それに、日教組の反対もあるし …
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