透明人間たちのひとりごと

アダムとイヴのへそ <11>

 なんだってぇ eq 俺たちは、「ダウンロードされた改訂版か
、あるいは、新規に更新されるべき予定のアップデート用の
送信データで、その為に、この地球に送られて来たんだ」
とか 、 「そうなると、その送り主はいったい誰なのか が 、
否応もなく気になってくる」 などという大妄想や思い込みは
もう、いい加減にやめるんだな。 5号 exclamation2

 「えっ、ボク は何らかのミッション(使命)を担(にな)って
この星に送られて来たんじゃないんですかquestion2

 何を血迷っているんだ 5号 さあ、仕事に出掛けるぞ

 「ちょっと待ってください。 『我々の世界(高次元時空間)の
ことを、この世界の人に説明しても難しいので、四次元空間
での普遍の物理法則とは異なるような観測データを示すこと
で、異次元の世界(別の時空間)の存在を間接的に理解して
もらうしかないんだよ』 って、そう言ってたのは、2号 先生
じゃなかったですか eq」 

 なに寝言を言ってるんだ 5号、俺は先生じゃないぞexclamation2

 「9月23日に、素粒子ニュートリノが光よりも速く飛ぶとする
測定結果を、名古屋大学などの国際実験チームが発表した
のは、2号 先生の発言と無関係ではないでしょう」

 だから、俺は先生じゃなくって、お前の仕事上の先輩だexclamation2 

 それに、 <光速を超すニュートリノの観測データ> は
3年間蓄積した約1万6千回のデータから計算したものだと
新聞に載っているわけだし、2007年にも同様の実験で似た
結果がアメリカで発表されていたけど、そのときには誤差が
大きすぎて注目されなかっただけなんだ。 

 それが、いったい俺と、どう関係すると言うんだよ。

 「現在の理論物理のよりどころであるアインシュタイン博士
の相対性理論の大前提を覆(くつがえ)すようなとんでもない
測定結果なんですよ。 ボク たちの地球での遭難事故と
いい、余りにもタイミングが良過ぎませんか」


 遭難って … 『アダムとイヴのへそ』 での話かquestion2  
寝ぼけているのかどうかは知らんが、創作と現実がごっちゃ
混ぜになってしまったのか eq

 まあ、どっちにしても間違った決めつけだけは禁物だよ。

 光よりも速いもの(物質)はないとするのが、物理学の常識
で、相対性理論では、物が速く動けば動くほど時間の進み方
は遅くなり、光速では質量が無限大になって時間はとまる。

 だから、質量を持つ物質は光の速度を超えられないんだ。

 質量が無限大だということは、言い換えればエネルギーが
無限大だということだから、それ以上加速するエネルギーを
得ることができない。

 無限大以上のエネルギーの供給はありえないわけだから、
自ずと光の速度を超えることはできないという結論になる。

 「でも、先生、これが事実だとしたら、どうなんですかquestion2

 だから、先生じゃないって言ってるだろう

 但し、もしも本当なら、光速を超えて時間を遡り、過去へと
旅するタイムマシンが実現する可能性が生まれるわけだ。

 「ボク たちが、テレポーテーションしたシステムも基本的
にはタキオン粒子とゲージ粒子との相互作用によるもので、
この時代でのタキオン粒子の存在を実証する観測データに
なりうるものなんですよ」

 やけに専門的だなぁ、5号 …。

 「専門的も何も、タキオン粒子の電磁位相による相転移に
からむ電磁気力や重力を伝えるゲージ粒子の速度との間の
相互作用を利用して、ボク らは、遠く離れたこの地球に
やって来たんじゃないですかexclamation2

 … … …

 「アインシュタインの特殊相対性理論では、光速を超える
慣性座標系の物質(タキオン)は、光速未満の慣性座標系
の物質(人間)と相互作用はできないことになっています」

 … … …

 「つまりは、仮に、そういう物質(タキオン)が近くにあっても
ゲージ粒子の速度より速いので、何もないかのように身体を
通り抜けてしまい、その存在を見ることも、感じることさえも
できないとされているのです」

 それは、その通りだと思うよ。

 だからこそ、決して、タキオンは光速以下にはなれないし、
光速未満の物質が光速を超えることもできないわけさ。

 「ボク らがインビジブル(透明)なのも、そうした理由から
なんでしょう。 2号 先生 eq

 しつこいぞ 5号 exclamation2   俺は先生でもないし透明でもない!
確かに、ハンドルネームは 透明人間2号 だけどな … 

 とにかくフィクション(作り話)の世界のなかで、主人公たち
との感情移入に腐心して自分を見失い自己喪失するような
真似事だけは、ほどほどにしておけよexclamation2

 「それは、地球人と同化(シンクロ)してしまった 2号 先生
の方じゃないですか。 それこそが、おそらく人間にシフトして
しまったあとの姿なのでしょうけどね …」

 おやおや、想像上の架空の世界に埋没して、一心不乱に
専心するあまりに自己陶酔してしまったようだな。

 「そうじゃありません。 まだ記憶のあるうちに ボク らの
ことを、別次元の話を、少しでも書き残しておきたいのです」

 そうか、わかった par  好きにすればいいよ nose4ase2 

 ここから先にはタッチしないから好き勝手に書けばいいさ。

 俺は、現場に出掛けるけど、作業には遅れずに来いよexclamation2
 
 … ということで、2号 先生ならぬ、地球人の 2号 先輩
は仕事場に向かいました。

 
 さて

 途切れゆく記憶をたぐり寄せて書き残そうと思っても、何を
書いたらいいのか、いざとなると全く浮かんでこないのです。

 仕方がないので、「光速を超えたとするニュートリノ」 に
ついて考えてみましょう

 このことを、「質量を持つ物質は光の速度を超えられない」
とする相対性理論に矛盾なく説明するとすれば …

 四次元時空域(宇宙)には時空を超える異次元の空間域
があって、ニュートリノがそこを通り抜けて近道をした。

 つまり、

 漫画チックで、SF小説もどきであるとしても、地球上には
時空の抜け穴(ワームホール)が存在していて、今回の観測
データは、ニュートリノのショートカット・ワープの結果である
とも言えるわけなのです。

 ワームホールは、アインシュタイン博士たちが、1935年に
初めて導入した理論上の存在ですが、人間がその穴を通り
抜けられれば、光速を超える移動が可能となり過去や未来
を行き来できるタイムマシンの実現も夢ではなくなるのです。

 現に、ボク たちのテレポーテーションは、ワームホール
やワープ航法とは異質のテクノロジー・システムなのですが、
異次元(多次元空間)の階層が幾重にも隣接して繋がって
いるというような姿や形態を思い浮かべてみてください。

 それと、

 物質が光速に近くなると質量が無限大に近づくと言っても
それは観測者のロケーション(観測位置や場所)によって
異なるわけで、観測する座標系(コーディネーターシステム)
の違いによって質量は一定ではなく変化しているのです。

 もちろん、光速以下の物質が光速を超えられるのか否か
について言えば、それは可能であると言えるのです。

 それは外側から観測している者にとっては、無限大の質量
によってエネルギー的にも不可能だと思われるわけですし、
また、そのようにも見えるわけですが、その物質とともにいる
観測者については、静止質量自体が一定で変化しないのと
同様に何事もなかったかようにあたりまえに可能なのです。

 このことは、光速度およびエネルギー(質量)不変の法則で
理解するのではなく ローレンツ変換行列ベクトルでの
理解が必要になりますので難解ですし …、もうやめましょう。

 おそらく、特殊および一般相対性理論で最も有名なのが、
「質量=エネルギー」 だということでしょう。
              
 所謂(いわゆる)、極めてシンプルで最も美しい方程式だと
言われる E=MC2(二乗)が、きっと ボク らの存在
を証明してくれるはずなのです。

 なぜなら、

 本来的には、時間空間エネルギー も …
すべて インビジブル (透明)に存在するもの
だからです。

 「エネルギー保存の法則」 も 「エントロピーの法則」 も
<熱力学の法則> です。

 意識=熱(エネルギー)が、ボク 自身なのです。

 生きている証明のひとつは、熱(エネルギー)なのです。

 それでは 、

 意識=情熱 があれば、また次回に 

 さあ、現場に急がなくっちゃ symbol5

コメント一覧

スプリングブルー
 やはり ... なんと言ってもパッションですネッ!

 エネルギー満タンです!
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