凶弾に倒れたのは韓国併合に反対する伊藤博文です。
銃弾を放ったのは韓国人の安重根(アンジュングン) …
列車内に運び込まれた伊藤は、直ちに衣服を脱がされ、
随行していた侍医の診察を受けるも出血がひどくまったく
手の施しようがなかったそうです。
捕まった犯人が韓国人であることを聞かされた伊藤は、
「馬鹿な奴だ」 とだけ言い残して絶命しました。
それから、
わずか十ヶ月で、韓国は日本に併合されるのです。
伊藤の死は日韓両国に、どんな不幸を齎(もたら)せる
結果となったのでしょうか。
伊藤の暗殺を受け、1909年12月、韓国の最大政党であり
、日韓併合推進派の 「一進会」 は 「韓日合邦を要求する
声明書」を上奏し、概ね、以下の趣旨の内容を公表します。
日本は日清戦争で莫大な戦費と多数の人命を費やし
韓国を独立させてくれた。
日露戦争では、甲午(朝鮮の農民戦争
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の20倍の損害を被(こうむ)りながらも、韓国がロシア
の口に飲み込まれる肉になるのを助け、東洋全体の
平和を維持した。
これに感謝もせず、他国にすがり、外交権を奪われ、
保護条約に至ったのは、我々が自ら招いたのである。
第三次日韓協約(丁未条約)、ハーグ密使事件(当時
伊藤は、既に韓国統監の地位を退き、枢密院の議長
でしたが、統監時代の施策により、韓国の国民からは
韓国統治の象徴とみなされていました。韓国軍の解散
や第二次日韓協約により外交権を摂取し、その状況
の打破を試みる高宗がオランダ・ハーグで開催されて
いた第二回万国平和会議に密使を派遣していた事実
が発覚すると高宗に譲位をうながし、第三次日韓協約
を締結して韓国の内政権についても摂取するに至った
こと)も我々が招いた結果である。
今後、どのような危険が訪れるか分らないが、それも
我々自身が招くことである。我が国(韓国)の皇帝陛下
(李氏朝鮮第27代国王であり、第2代朝鮮皇帝 純宗)
と、日本国天皇陛下(明治天皇)に懇願し、朝鮮人民も
日本人と同じ一等国民の待遇を享受して、政府と社会
を発展させようではないか。
このように伊藤博文の暗殺を契機に、韓国では日韓併合
を通じて、韓国の発展を期待する機運と声が強まるとともに
、日本国内でも韓国併合派が優勢となって、遂に、1910年に
日韓併合条約は調印される運びとなったのです。
日韓併合は、日韓両政府の 「合意」 に基づくものであり、
国際法に則った 「合法」
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流布するような侵略的な行為などでは断じてないのです。
安重根は、韓国では英雄であり反日のシンボル的な人物
ですが、ほんとうに彼が暗殺の真犯人なのでしょうか
本人も認め、関東都督府も事実として認定した安重根に
よる伊藤博文暗殺事件ですが、事実と証言とに少なからぬ
食い違いがあり、また随行員の一人は実行犯は別に存在
するという説を終生曲げようとはしませんでした。
こうした謎の実行犯の存在や二重狙撃説などの真偽を
追求するのが目的ではないので、これ以上の言及は控え
ますが、安重根以外に別の真犯人がいたとしても、伊藤の
微妙な立場(当時の情勢)を考慮すれば、いわずもがなの
ことなのです。
韓国独立運動家、ロシア革命派、日本とロシアの接触を
快く思わない清国、日本国内の韓国併合派など … 伊藤
の存在を疎ましく感じていた勢力は多く、このいずれかが
伊藤の死を強く望んでいたとしても不思議ではないのです。
そして、いまなお、真相は藪のなかにあるのです。
藪のなかといえば、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が
中国を訪問の際に、伊藤博文の暗殺現場となった中国の
黒龍江省のハルビン駅に安重根の記念碑を設置したいと
習近平国家主席に要請をしたという報道がありましたが、
もしも本当ならば、日本国民にとっては 驚天動地の
話で、愚にもつかないばかりか、開いた口がふさがらない
とはこうしたことをいうのでしょう
伊藤博文は韓国の発展を心から願い、真の独立国家に
したいと考えていた人物のひとりであり、「韓国の恩人」 と
言っても過言ではない男です。
日韓の誇りとして伊藤博文の記念碑を建立するのならば、
いざ知らず、相も変わらずに偽りの歴史作りに奔走し、偽り
の繁栄でさえ貪り尽くそうとの思いならば、もう我慢の限界
を超えてリミットを解除してもかまわないでしょう。
嘘を嘘で塗り固め、表面だけをキレイにコーテイングした
新たなモニュメントをまたひとつ増やそうなどとは …
とても正気の沙汰とは思えません。
なんとも愚劣で卑怯で恥知らずな行為なのでしょう。
仮に、韓国国民の立場で考えた場合に、暗殺の真犯人が
安重根であったとしても、このことによって日韓併合の時期
が早まり、その実現がより可能な状況になったことは、歴史
が伝える通りなわけで、安重根が本当の意味での英雄だと
讃えられるに相応しいのか疑問が生じます
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一方では英雄で、他方ではテロリストというように
安重根事件が日韓両国でまったく逆の展開を見せるのは、
歴史認識の違いから致し方のないことかもしれませんが、
韓国を保護国としてではなく併合したうえで自国の領土と
したことは、その後の両国にとっては不幸な出来事だったと
言わざるを得ません。
韓国にとっては言うまでもなく、日本にとっても、それまで
韓国が果たしていた緩衝エリアが消滅し、満州やロシアと
直接的に国境を接することで、必然的に満州に深入りして
いくことになり、それが後の大戦につながっていくわけです。
朴槿恵大統領は、訪米中にもオバマ大統領との会見後の
議会演説で、こうした 「歴史問題」 を訴えました。
一国の首脳が他国に出掛けて、悪口や告げ口をすること
自体が異例なことなのですが、父親の朴正熙元大統領が
帝国陸軍出身の親日家であったので韓国民の支持を得る
べく反日的な言動を繰り返しているのだろうと勝手に忖度
して、そうした苦しい胸の内を察していたつもりでいました。
しかるに、
「安重根の記念碑を
ハルビンに建てたい」 とは …
何たる言い草 … もはや、一線を越えて常軌 を
逸した発言だと糾弾すべき事態でしょう。
果たして、朴槿恵大統領の要請に対して習近平国家主席
が何と答えたかは不明ですが、中韓による対日強硬姿勢と
反日共闘の拡大を画策するつもりがあるのなら、それ相応
の返答をしたのでしょう。
「関係部署に(記念碑設置を)検討するよう指示する」との
返答があったと28日付の「産経ニュース」は報じていました
が、外交辞令の域を出ないものであると信じています。
さて、巷では収束の観を呈している橋下氏の発言が端緒
となった所謂(いわゆる)従軍慰安婦の問題ですが …
遅ればせながら 『正当性と真実性の整合』
という当ブログの2号の記事内のコメント欄において
いま、ささやかなる論戦に花が咲いているようなのです。
![exclamation](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/exclamation.png)
当事者にはそれぞれに言い分があるのでしょうが …
口角泡を飛ばす勢いで、飽きるまで続けてみてください。
前述のように、彼の国々では 偽り が着物を纏(まと)い
嘘 が大手を振ってひとり歩きを始めます。
さらに、それが あたりまえ となり、嘘の化粧 が
上塗り されて、メーキャップ はさらなる 凄味 を
増してくるのです。
慰安婦 も同様に、いつしか 従軍慰安婦 となり、
性の奴隷(セックススレイブ)にまでなりました。
ひとり歩きを始めた 慰安婦 たちは、いまではすっかり
有名人となって世界中を 闊歩 していますが …
![symbol2](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/symbol2.png)
ゆめゆめを夢々だと思っていたけど、
まさか努々(ゆめゆめ)だったとは
夢にも思っていなかった
そこのアナタ、アナタのことですよ !!
努々(ゆめゆめ)、
油断召されぬように