透明人間たちのひとりごと

何か変です!

 つい先日までは、うっとうしい梅雨空を恨めしく眺めながら
大分、熊本の九州北部一帯を襲った記録的な集中豪雨の
ニュースに耳をそばだてていたというのに …

 梅雨明けを無理やりに迫るかのように梅雨前線を一方的
に追い払って襲いかかってきた高圧的な猛暑・酷暑の連日
に、ボク の身体は完全に無抵抗の熱中状態です。

 それでもなんとか 熱中症 にならずに済んでいるのは、
ボク透明人間5号 だからです。

 … なんて、冗談も通じないほどに汗だくの毎日です

 この異常なまでの季節感覚の変化に身体が追いつけない
で悲鳴を上げているのです。 

 近頃の 地球 は、何か変です

 ところで、今回の集中豪雨の際に気象庁が発表した …

 これまでに 経験したことのない大雨 って、
一体全体どんな雨なのか

 気象庁がそんなふうにしか表現できないほどの大雨って、
『ノアの箱舟』 の時に降ったような雨なのだろうかquestion2

 ボク たちには未経験な雨だけど 『ノアの大洪水』 が
真実だとすれば、人類はすでに遠い昔に経験していること
になるけど、それよりも …

 もっと、凄いのか凄くないのか

 なんて思ったりもしてみたけど、九州北部地方の被災情報
に触れるたびに軽薄な自分が恥ずかしく悲報を伝えるテレビ
の映像に予想をはるかに超える水害(集中豪雨)の恐ろしさ
をまざまざと見せつけられた思いがしました。

 突然に起こる水害(集中豪雨)に対する危機感を喚起して
被害を最小限に食い止めたいという気象庁の判断があった
のかquestion2 それとも迫り来る重大な災害を前にしての予報官の
とっさの表現だったのか は、ともかくとしても …

  「これまでに経験のない大雨」 とは、

 どうやら梅雨の末期に水蒸気をたっぷりと含んだ気団が
南から舌のように張り出して起こる 「湿舌」 という気象
現象で、それが大量の雨をもたらしたようなのです。

 原因や理由はどうであれ、ボク たちの 地球 は、
やっぱり 何か変です

 何か変だ と言えば、

 将来のエネルギー政策に関する国民からの意見を求めた
聴取会でも官僚の操る糸に誘導された政府のずさんな運営
方法に 「ヤラセ」「アリバイ」 づくりの色合い
が透けて見えてきて、その姑息さに腹が立ってきます。

 将来(2030年)の発電量に占める原発の比率を、 0%、
15%、20~25%の3つの選択肢に分けてみたところで、
そもそも政府には0%にする発想も意思もないうえに運転
から40年を経過した原発は基本的に廃炉にすることを
決めているので、20%~25%の実現には新規の増設が
必要なわけです。

 各種の世論調査でも脱原発は大多数の意見だし、現政権
(野田首相)も <脱原発依存> を掲げているわけ
ですから、これら3つのシナリオが選択肢として妥当
とは思われません。

 しかるに、それぞれ3人ずつの意見表明者を公募して抽選
したとは言っても、極端に支持の少ない20~25%に賛成の
意見を陳述する人が電力会社や原発の関係者に偏ることは
自明だったはずです。

 それなのに市民の意見を聞くための聴取会で電力会社の
社員が自社の立場を代弁(説明)する事態に批判が及ぶと
政府はあわてて電力会社や関連会社の社員による意見の
表明や陳述を認めないことにしました。

 聴取会の趣旨からして当然の処置ですが、聴取会自体が
建前上 「市民の意見は聞いた」 とするポーズ
であって、原発の維持推進への アリバイ づくりである
ことは明白です。

 <脱原発依存> を謳っていながら原発の新たな
増設を前提とする選択肢が採用されているのならば …

 やっぱり、何か変です

 聴取会を茶番劇にしないためには選択肢の内容や議論の
進め方など大幅な見直しが必要でしょう。 

 多数が支持する0%も少数の20~25%も同様に3人ずつ
では公平とは言えないとする批判を受けた政府は、早速にも
支持の多い0%の比率の発言者の枠を増やすと決めたそう
ですが、果たして今後も 意見聴取会 を続ける意味は
あるのでしょうかquestion2

 ボク には最初から 落とし所15% と決めて
いるようにしか見えないのですが …


 さて、少し前のことですが、白熱電球 の製造・販売
の自粛を政府がメーカーに要請しました。

 まわる、まわるよ、時代はまわるsymbol7 

 中島みゆき 女史はそんなふうに歌っていたけど …

 自由経済の市場に国が強引に介入して 「それは作るな、
これを売れ
exclamation2」 とか、「あれを作って、こっちは売るなexclamation2
などと要請するのは、何か変 じゃないですかeq

 まるで 独裁国家社会主義の国 にいる
ようです。

 まあ、LED省エネ であることは確かだけど …

 ところで、

 日本でもスマートフォンの加入者が急増しているようです
が、お隣の韓国では、スマホの販売台数で世界一となった
サムスン電子やLG電子といった大手メーカーの影響もある
のか、スマホの普及率は世界でもトップクラスにあります。

 いつでも、どこでもパソコンと同様の機能が使える便利さ
が人気を呼んでいるわけですが、四六時中どころか一日中
まったく手放せない状態の 「スマホ中毒」 が問題に
なっているようです。

 最近、「スマホゾンビ」や「スマホの奴隷」などの見出しで
「スマホ中毒」 の現状を中央日報やソウル新聞等の
韓国紙が大々的に報じました。

 中央日報では、親戚との会食時にもかかわらず大学生と
高校生の娘がスマホでチャットをやり続け、一切の会話にも
加わらなかったと嘆く母親の話が載っていました。

 娘たちは睡眠以外の16時間、ほとんどスマホを手放さず
、常にチャット待機状態なのだそうです。

 別の例では、9歳と6歳の息子がスマホを触りながらでない
と何も食べなくなり食事中に両親のスマホを触り続けるので
両親は仕方なく食べ物を口に運んでいるという笑えない話が
静岡新聞の週間 『YoMoっと静岡』で紹介されていました。

 まるで老子の説く 《機心》 right 機械に依存して機械の虜
になってしまい人間本来に備わっていたさまざまな力を失う
という機械依存症の状態にあるようです。

 なお、《機心》 については、1号 さんの記事である
アリとセミの物語 <10>』 に詳しく載っています。

exclamation http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/219.html(参照)

 こうしたなかで、スマホなどのデジタル機器を使わない時間
を持つ 「デジタル・デトックス」 という解毒療法の
試みも始まり、最低でも1日1時間、携帯電話の電源を切る
運動が展開されているそうです。

 文明の利器も結構ですが、使い過ぎで生活が左右される
までに振り回されるのは、何か変だし、どこかおかしいです。

 なにもかもが人工的な機械類に代用される時代になって、
人間関係や直接的なコミュニケーションが介在しない生活
が一般化してきました。

 最近、聞いた話によると、田舎ならともかくも …

 首都圏でも無人化された駅がどんどんと増えているそうで
なんだか うす気味悪い 感じがします。

やっぱり 何か変ですよね !!

コメント一覧

21世紀人
最近は仲間が集まっても会話する時間が減ってしまった。 
それぞれが携帯ゲームなどに夢中になっているから…
それに電話で話すことも減って、もっぱらメールですが、
別に変だとは思いません。 でも、やっぱ変なのかな?
バカボンのパパのパパ
「それでいいのだ!」のパパとしては、「やっぱり変なのだ!」
透明人間5号
映画や空想の世界だから許せたけど、今度は仮想を現実だと
思わせてしまう装置を理研などのチームが開発したとの記事
が静岡新聞(7月23日付)の科学欄に載っていました。

バーチャルリアリティ(仮想現実)とは異なり、見ている
光景を現実だと認識してしまう脳のにある「信じる力」を
逆利用するのだそうですが、シュワルツェネッガー主演の
『トータル・リコール』みたいで恐ろしい気がします。
ちなみに、それは「代替現実システム」と言うそうです。
フリーターマン
無人の駅ってどこか異様で不気味な静けさに包まれてるよね。
たとえ、何人かで改札を通ったとしても無機質で冷たくて…、
色で言うと灰色かな?

案内や接客サービスなどのすべてが機械化されたら、人間味の
ある温かさを感じない寒々しい風景があるだけなんだろうね。

そのうち、アイ,ロボットやターミネーターのような世界に
なっちゃうのかな?
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