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透明人間たちのひとりごと

裏切り者の代名詞

 「米国政府は世界中の電話とインタネットの情報を秘密裏
に収集・利用している」 と暴露したエドワード・スノーデン氏
の情報暴露漏洩事件から1年が経過します。

 もしも、米国人であるスノーデン氏の国家に対する裏切り
行為でもあるこうした機密漏洩がなかったなら … question2

 あるいは、

 日本で言えば、ベネッセコーポレーションの顧客情報流出
事件が明るみに出なかったとしたなら … question2

 この世界や日本の未来は変わっていたのだろうか

 こう書いたきり、ボクの指先はパタっと止まってしまった
ままで、それから一文字も打てなくなっていたのでしたase2

 前回のブログのエントリーはボクの番だったのですが
2号さんに代わりをお願いして、なんとか引き伸ばし策を
計ったのですが、その後もボクの指は一向にキーボード
を叩こうとはしてくれないのですase2

 遅れに遅れるブログの更新に焦り、呻吟する毎日ですが
とてもじゃないけど1号さんに代打(ピンチ・ヒッターならぬ
ピンチ・ライター)などは到底 お願いできそうにもないので、
再び2号さんに相談をすると …

 
 「テーマとしての間口が広すぎるから筆が進まないんだ」
と言って、自身の次回での構想として予定していたユダの
イエス・キリストに対する 『裏切り』 についての自論(持論)
を話してくれたのです。

 そして、

 「考えてみればスノーデン容疑者もある意味では祖国を
 裏切ったわけだし、どうだろう主題を『裏切り者』
 絞ってみたら何か良いアイデアが浮かぶかもしれないョ」

 … と、大きなヒントを与えてくれたのでした


 そこで、

 「裏切り者の代名詞」であるイスカリオテのユダ
の構想をそのまま貰うわけにはいかないので、ボクとして
は日本の裏切り者の代名詞となっている 明智光秀
着目してみることにしました。

 ところで、

 NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」での明智光秀役
の春風亭小朝はどう見てもミスキャストでしょうeq

 絶世の美女といわれた細川ガラシャの父親である光秀は
肖像画からもイケメンであったさまが窺(うかが)えますし、
ルイスフロイスが光秀の子供である男子の容貌をベタ褒め
したとの記録もあるようなので、彼が美男であったことには
疑いを差しはさむ余地はありません。

 個人的にも明智光秀は嫌いな人物ではないので余計に
キャスティングに疑問が残ってしまうのです。

 落語家としての小朝師匠には一分の不満もございません
が、光秀役だけは勘弁して欲しかったと思います

 … って、端から脱線気味ですが、ガラシャ夫人は名を珠
(玉)といって、細川忠興の妻で、光秀の三女でした。

 父光秀の謀反による耐え難い屈辱と罵倒の苦しみから、
光秀の死後、彼女は洗礼を受け、ガラシャ(洗礼名)と
なって熱心なキリシタンとして生きるのですが …

 最後は壮烈な死を遂げる悲劇の人でもあるのです。

 それはさておき、歴史に if は禁物ですが …

 もし光秀が信長を討たなかったとしたら、その後の日本は
どうなっていたのでしょうか

 おそらく信長は、海外貿易を活発にして経済を発展させた
と思われますが、同時に海外への派兵を計画し世界征服を
目論んだに相違ありません。

 朝鮮、明国は言うに及ばず、天竺(インド)や遠くは西洋に
まで兵を差し向けようと企てたのかもしれません

 もちろん、

 実際には大海を知らない島国育ちのカエルの王にすぎな
かった信長の、そうした無謀な挑戦が日本を他国の属国や
西洋の植民地にされたり、バビロンの捕囚のような
悲惨な歴史を歩むことになったかもしれないなどと考えると

 光秀が信長を倒したということは、その是非はともかくと
しても、日本にとって、否、現代を生きるボク たち日本人
にとっても、決して小さからぬ出来事だったと言えるのでは
ないでしょうか nose7

 光秀が信長を倒して歴史が新しく動き出したわけですが、
晩年の秀吉は信長を気取って朝鮮へ出兵するわけです

 そう考えると、

 その顚末の結果を歴史として知っているボクたち
には、たとえ光秀が信長を倒さなくとも五十歩百歩の結末
日本の歴史となっていたのかもしれませんase2


 さて、時間を現代の日本に戻します。

 
 「外国の実体を知れば大抵の日本人は愛国者になる」と
誰かが言っていましたが、その半面においては、 

 グローバル化される社会のなかで日本人の交際感覚に
ついて警告を発する著名人や評論家が数多く存在します。

 総じて、

 「彼らは国際的感覚の『欠如』『特殊性』だけを
問題にして批判している」 と1号さんは言います。

 「西洋に同調するだけが能じゃない」

 なぜ、日本人が特殊なのか、なぜこうも感覚が違うのか、

 そして、

 「それこそがナンバーワンならずともオンリーワンとしての
優位性であるとプラグマティックに何故そう考えないのか」
1号さんは訝(いぶか)るわけです。

 19世紀後半に湧き起こったジャポニスム(日本趣味)は
その中心をフランス(パリ)に置いていたようですが、

 現在でもフランスは日本趣味のようで

 7月にパリで開催されていた欧州最大の日本文化の祭典
「ジャパンエキスポ」に、日本でのご当地アイドル
グループとしては初めてステージに登場した我が沼津市の
「オレンジポート」が現地で評判を呼び、フランスを
はじめイギリス、ドイツ、イタリアなど各国メディアの取材が
相次ぎ、早くも来年の祭典への出演依頼を受けたとか …

 2012年8月に結成された同グループの現在のメンバーは
小学校6年生から18歳までの13人で、同じく出場していた
トップアイドル「乃木坂46」とともに欧州を席巻した
との報道がありましたが、「ジャポニスム」 改め
「クールジャパン」衝撃やいかに …

 … といったところでしょうか

 しかし現実には、おそらく日本国内で報道されているほど
には海外で、もてはやされているとはとても思えませんし、
そもそもそうしたグループアイドル的な存在自体にボク
疑問を感じているのです nose8

 はっきり言って好きではないということです

 そうしたアイドルやゲーム、マンガ、アニメ、J-POPなど
のポップカルチャーを指して 「クールジャパン」
称して、国ぐるみで売り込みに躍起なわけですが …

 確かにマンガやアニメなどには程よい程度のシンパシー
を覚えますし、自動車、バイク、家電等の電化製品や日本
の食文化、あるいは茶道・華道・日舞に武士道に由来する
武術・武道の数々、さらには伝統芸能としての能や歌舞伎
や狂言など拾い出したらキリがありません

 落語や漫才だって 「クールジャパン」 ということ
になってしまいます

 異質な世界の文化には奇異や嫌悪も感じる半面で、興味
と憧憬的心情を喚起させる魅力があることは否定ませんし、
自分たちにないものを求める心理や欲求は万国共通の性
(さが)なのでしょう。

 そしてそれを排除するか、積極的に受け入れ、取り込む
のか、では雲泥の差となるわけですが …

 武道はもはや 「道」 ではなくてスポーツとされ
寿司ラーメンも似て非なるものからゲテモノの類
と化しているありさまですase

 当然のことに、排除することができずにただ取り込まれる
だけというグローバリズムリスクも無視できません。

 米国では 『ドラえもん』 のしずかちゃんの性格が
おとなしくて暗いということで、活発な女の子のキャラクター
に変更にされたり、アニメ 『フランダースの犬』
「負け犬の死」であるとされるような感性(国民性)
の違いがあるのです。

 だったら、

 「どうして、そんなものに合わせなきゃならないんだ

 「神も仏もあったもんじゃない !!」

 と、叫ぶ1号さんの嘆きが聞こえてきそうですが …

 この場合の神様は、日本であれば神道(しんとう)の神で
、仏様は仏教なのです。

 ひとくちに仏様といっても、お釈迦様(釈迦如来)だけでは
なく、大日如来や阿弥陀仏や薬師如来だったりするわけで
、とにかく面倒臭いから一即多(いっしょくた)にして仏様で
ひとくくりにしてしまうのが日本人なのです。

 
 古(いにしえ)からの日本人の特質である何でも取り込み
、無節操の如くに取り入れて、自然に一体化するような …

 たとえば、

 バレンタインデー、イースター、ハロウィン、クリスマスなど
は抵抗なく受け入れられていますし、冠婚葬祭に関しても、
結婚式は教会、葬式はお寺、初詣や祝い事は神社でと …

 まるで、頓着がないのです。

 (バカボンのパパのパパさんのコメントから一部借用しました)

 一方で、

 キリスト教ユダヤ教イスラム教などの
一神教」の神は唯一絶対の神様が一人いるだけではなく
「律法」という守らなければならない決まりが定められて
いて、イスラム教では豚は食べてはいけないのです

 さらに、それだけではなく、肉を食べる場合には、殺し方
にはじまって、決められた手順で処理をされていなければ、
決して食べてはならないという決まりなのですpeaceanimal4

 それなのに、武器を駆使して人間を殺すことには抵抗が
ないのでしょうか

 世界を見渡せば、

 キリスト教VSイスラム教やユダヤ教VSイスラム教の国々
の諍い事や戦争が絶えませんase

 裏を返せば、

 普段の生活のなかで、宗教上の制約が世界一ゆるい国
である日本だからこそ平和なのかもしれませんが …

 何事においても拘りの少ない淡白で軽薄で縛りのゆるい
そんな平和な日本の将来に、それを許してくれないような
裏切り者や偽者(にせもの)のリーダーが登場してくるかも
しれないと2号さんは警鐘を鳴らします

 これからの世界は ナショナリズムグローバリズム
戦いとなって、ナショナル(国家)とグローバル(地球全域)
との対立が先鋭化して思わぬ悪魔を生み出す時代が
やってくるかもしれないと言うのです

 ここにきて俄かに暗雲がたちこめ始めているそうです。

 安全保障とプライバシーの問題や監視社会への流れなど

 <一即多・多即一>

 具現化していた日本が変貌するのかもしれないのです。


 
    symbol2symbol2 【参考ブログのページ】 symbol2symbol2


 symbol2 『安全保障とプライバシー』
 exclamationurl http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/317.html

 
 symbol2 『監視社会の恐怖』
 exclamationurl http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/279.html


 筆が一気に進みすぎて、蛇足を描く展開に2号さんから
「裏切り者」の烙印を押されそうですが ase2

コメント一覧

伊呂波のイロハ
秀吉は決して信長を気取って朝鮮に出兵したわけではないと思う。
バカボンのパパのパパ
いやぁ、ちょっと照れるのだ!
何でも来いのオールカマーと何でもOKのオールマイティーが一番強いのだ!
何てったってお地蔵さんも菩薩なんだし... オールマイティーなのだ!
江戸川ドイル
やはり、仏教は奥が深い。
仏だけでなく、菩薩も弥勒、普賢、観音など...
これまた日本人は一即多にして「菩薩様」で多即一にしてしまう。
恐るべき寛容性にして融通性に富んだ民族であろうか!
皮肉のアッコちゃん
裏切り者なら関ヶ原での小早川秀秋でしょうよ!
光秀には明確な意思が感じられるけど小早川の場合は優柔不断で武士の風上にも置けないヤツだし...
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