透明人間たちのひとりごと

続、カルネアデスの板

 54基の原子力エンジンを搭載し世界中を飛び回っていた
原子力ジェット推進旅客機 日本号 は …

 西暦2011年3月11日午後2時46分、突如発生した強烈な
磁場嵐と巨大な津波を思わせる乱気流の直撃(衝撃波)を
回避できずに、数基の原子力エンジンを爆発・損傷させて
しまうという事態に遭遇したのです。

 磁場嵐(磁場変動の揺れ)M.9 による犠牲者と被害者の
数は数万人に達し、未曾有の大災害 となったわけです
が、それにつづくに原子力エンジンのトラブルは、いよいよ
もって人災の様相を呈し、現在進行中の大事故となって
いるのです。


 遭難した日本号に次々に起こる難題・難問の数々 …

 機長の居座り・乱心、操縦クルーの造反、修理・復旧の
担当エンジニアの暴言等々、立て続けに起こる乗務員の
失態や対応の無策ぶりに悲嘆に暮れつづける乗客たち …

 エンジンの復旧はおろか、仮設の救護スペースの確保も
儘(まま)ならない、そんな折も折 …

 失速しつつある機体から漏れ出す 放射能汚染
目に見えない恐怖と機内外に広がる流言飛語という風評の
さなか、突如、すべての原子力エンジンを止めようと機長が
言ったのです。

 エンジンを停止すれば滑空能力の微弱な機体は直ぐにも
揚力と推進力を失い失速・墜落するのは自明のことです。

 現時点においては、代替する推進エネルギーの手立てと
その能力はとても貧弱で、飛行を維持する揚力と推進力を
保つレベルにはありません。

 果たして、

 絶望しかけている乗客たちを奇蹟の生還へと導くような
そんな夢と希望を与えられる救世主(ヒーロー)の登場
はあるのでしょうかeq

 はたまた、

 日本号 の乗員・乗客およそ1億3000万人の未来は
 儚(はかな)くも大空に散ってしまう運命なのでしょうか

 『日本号の遭難』 の軌跡は、絶賛進行中です。


 symbol2kirakira2 「透明人間たちの気まぐれ日記」

 是非、アクセス してみましょう

 
 さて、ここで 「原子力ジェット旅客機 日本号」 のアイデア
は、先輩である 透明人間 2号 さんのブログの記事
『大乗は小乗を兼ねるのか』 の中の落ちては
いけない オチ としての最後の言葉から引用したことの
お詫びとお礼を申し上げておきたいと思います。

exclamation http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/235.html(参照)

 「先輩exclamation2 借りちゃいましたよぉ」


 ところで、

 「カルネアデスの板」は、日常の場面によく登場します。

 この社会そのものが「カルネアデスの板」のような選択を
迫られるように出来ているのです。

 「人生は取捨選択の連続である」みたいな
ことをキルケゴールも言ってたように記憶してるけど …

 「違う、違う! キュルケゴールだexclamation2 nose6anger

 「それにだな彼は、『 “あれかこれか”
の決定が人生だ!』 と言ったんだよexclamation2


 … またしても、1号 さんです。

 「はいはい。 わかりました nose8

 (キ)でも(キュ)でも大差ないし、意味も同じじゃんネっ

 まったく細かい所に煩(うるさ)いんだから …


 さあ、気を取り直して、さっさ と、先をつづけましょう。

 ドラマや小説、映画などのワンシーンにたびたび登場する
カルネアデスの板」は、『ロメオとジュリエット』
『ハムレット』 などにも応用されています。

 最近では、映画 「タイタニック」 の最後の場面で
凍える海にジャックは沈み、一片の舟板に乗るローズ
生き残りますnose3ase

 「カルネアデスの板」 の別バージョンと言えるでしょう。


 日本の現状も、いまは 「カルネアデスの板」状態です。

 放射能汚染のホットスポットに絡む特定避難勧奨地点に
おいて、避難を指定された住民と指定されなかった住民は
カルネアデスの板」 を掴めるか掴めないかの恣意的な
国家からの選別でしょう。

 同地区に住みながら片や国からの支援で避難することが
でき、他方は避難したくても支援がないのですから …

 それだけではありません。

 汚染された稲わらを食べた肉牛42頭が出荷されて大騒ぎ
をしていますが、先の南相馬市の畜産農家が出荷した肉牛
から規制値を超える放射性セシウムが検出された問題でも
静岡県をはじめ、各地に流通していたことが判明しました。

 そのときは6頭の肉牛でしたが、今回はその7倍です。

 こうなると、もう、数の問題というよりも、日本国民としての
覚悟の問題でしょう。

 一蓮托生運命共同体、日本国民の全員が
原子力ジェット旅客機 日本号 に搭乗して
大事故に遭遇し、いま、まさにその渦中、遭難中にある身
なのです。

 「カルネアデスの板」 の奪い合いではなく自助・共助で
一片の板切れを互いに渡し合いながら静かに救助(収束)
を待つしかないでしょう。

 きょうになって、

 「原子力エンジンを止めよう」 と言ったのは、あくまでも
機長の個人的な考えを単に述べたにすぎないと訂正発表
されました。

 それはそれとして、ボク は、エネルギー・ミックスした 
太陽光帆船 日本丸 でもいいけど、将来的には
地熱、風力、水力、火力、原子力などをベスト・ミックスした
チャンポン型エンジン飛行船 日本号
是非とも乗船してみたいと思っています。

 
 もちろん、

 大空悠々自在 に飛び回っている

 エルコンドルパサー のように …

コメント一覧

透明人間5号
ムリです。

ごめんなさい。
通りすがりのエキストラ
エルコンドルパサーは空を飛べません。
だって、サラブレッドだから…

なんて嫌味は言いませんよ。

馬券を買うときはいつも「カルネアデスの板」を探して
いるようなもの。

外れても「緊急避難」できるシステムがあるといいのに…

JRAにお願いしてください。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「たわごと」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事