「古来より、人の中には虫がいたのかもしれませんね」
なんの話か分かりづらいと思いますので少し時間をさかのぼります。
キュルルルルーーーー
そのとき僕はトイレに入っていました。
(あ、時間を戻しすぎたので早送り。)
テュルルルルー
ラルクのライブビデオをみながら笑っている僕がいる。
(うーん、もうちょっと後かな)
それは深夜のことでした。
(お、だんだん近くなってきた)
今注目の新人バンドのホームページを作り終えてにやにやしている僕がいる。
(うーん、もうちょい後やな。ちなみに「今注目の新人バンド」はうちらのことです♪ なんちゃって)
ベッドに入ったもののなかなか眠りにつけず、気がつけば小鳥の声が窓の外から聞こえてきました。
(よし、ここらへんやな)
夢、うつつ。
寝ているのか寝ていないのか分からない状態で僕は夢をみました。
お風呂に入りたかった夢です。
僕はお風呂の残り湯をチェックして「再び沸かすボタン」を押しました。
そのお風呂場は、昔住んでいたアパートで、ひどく汚く、当然「自動湯沸かし器」みたいのはついていなかったにもかかわらず、確かに僕は「ボタン」を押しました。
湯船の周りはお母さんの服がたたんでおかれていましたが夢の中ではそんなことも「あたりまえ」のように映っていたから不思議です。
それにしてもひどく汚いお風呂。
掃除でもしてやろうかな。
と、僕は思いました。
まあ今はちょっと眠いから後にしようと、とりあえずお湯が沸くのを待ちました。
待っている間、テレビから「母の通信教育ビデオ」が流れていました。
相変わらずお母さんは勉強家やなぁ
と感心しながらぼんやりそのテレビを見ていました。
内容は心理学とかコミュニケーション能力みたいな感じでした。
宗教の勧誘ビデオみたいにテレビの中で何人かのグループが仲良さげに談笑してました。
そしてナレーションが入る。
「古来より、人の中には虫がいたのかもしれませんね」
何かひっかかる言葉でした。
僕の耳はそのナレーションから小鳥たちの声を聞くようになり、
ようやく僕はそれが夢であったのだと気づきました。
あ、お風呂止めなきゃ。
あ、夢の話やった。
虫?
虫。
引っかかる。
「腹の虫が収まらない」
「虫が好かん」
「虫唾が走る」
「泣き虫」
「怠け虫」
「本の虫」
なぜ、虫?
もしかして夢の中のビデオがいっていたように、古来より人の中には「虫」が住んでいて、現代ではそれが忘れられているのかもしれないな
ぼんやりした頭のなかで僕は考えていました。
ビデオの内容はその「虫」の存在を認め、コントロールすることが人と人とのコミュニケーションを円滑にする、というような内容だったように見受けられます。
しかし、目が覚めた僕はびっくりしました。
なんでこんな夢をみたんだろう。
神様がくれた「真理」のヒントなのだろうか。
まっさかね。
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