愛猫ダイオ物語

愛猫ダイオの猫生を綴った『ダイオ編』は終了し、現在は『ニャキエ編』を更新しています。

背中に登ってもいいかどうかの判断。(2006年4月8日)

2013-02-16 14:58:02 | 日記
ダイオもニャキエも、私たちの背中に駆け登るのが大好きだった。
家中を走って追いかけっこをしていたかと思うと、ダーッと背中に駆け登ってくる。爪の使い方がまだ荒く、慣れていないのか、爪を立てて登ってくるので、相当に痛かった。私は肩のまわりの胸や背中に10センチほどの引っ掻き傷を何度も作った。
特におニブちゃんのダイオはひどかった。冬の間は人間も厚着をしているので大丈夫なのだが、春になって薄着になってくると、ダイオの爪が肌に食い込み深い傷を負った。刀傷のようなみみずばれが出来た。この時期に受けた傷は、まだ私の背中に跡になって残っており、本物の刀傷のようになってしまっている。
それでも、猫たちが背中に登ってくるのは、一緒に遊ぼうよ、のサインだったり、甘えて飛びついてくるのだったりするわけで、私たちには嬉しいことだった。
しかし、痛いものは痛い。飛びかかられると、「痛い痛い!」と私たちは悲鳴を上げていた。その大声を聞くと、ダイオはハッとしたように背中から飛び降りるようになった。何度か繰り返すうちにダイオは、私たちが薄着をしている時は、登ってはいけない、と何か会得したようだった。
いつのまにかTシャツなどを着ている時は登ってこなくなった。ガウンやバスローブをはおっていると、あ、登ってもいいのかな、と思うのか跳びかかってきた。
背中に登ってもいいかどうかの判断が、猫の頭の中でどう決着がついたのかはまったくもって不思議であるが、今でも薄着の時は登ってこない。

背中に登っているニャキエ。




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