ニャキエの武勇伝を紹介します。
武勇伝1、寝言で注目を集める。
最近の事です。
昼過ぎに何やら不思議な鳴き声を聞きました。
プキューッ! ププ、プキュー!
ニャキエの寝ているキャットタワーの上から音がしました。
ダイオも驚いた様子で、ロフトの上からニャキエを見下ろしています。
すると、また音、というか、鳴き声が!
ププ、プキュー!
ニャキエ、夢を見ているのか、前手をぴくぴく動かして、寝言を言っておりました。
ダイオと一緒にびっくりしてしまいました。
武勇伝2、風呂場に閉じ込められる。
これも最近の事です。
風呂から出て、ドアを閉めようとした時、ニャキエがそばにいたので、
「入っちゃダメだよ」と言って、慎重にドアを閉めました。
それから隣の洗面所で髪にドライヤーをかけ、ひと心地ついて階段を登って3階に上がった時の事でした。
アオーン! アオーン!
と、悲しそうな猫の鳴き声がします。
「犬だろ」
おとうにゃんはそう言ってゲームをしていました。
アオーン!
もう一声聞こえたとき、ダイオがベッドから飛び起きて、階段を降りて行きました。
ニャオーン!
はっきりニャー音が聞こえました。犬ではありません。
ダイオの後を追って階段を降りると、風呂場のドアのすりガラス越しに茶色い影が見えます。
ニャキエでした。
ドアを閉める隙に、するりと入り込んだのでしょう。
私が洗面所にいた間は、すぐそばにおかあにゃんがいる、と平気で風呂場の中にいた模様です。
が、いなくなってしまったので、焦って鳴き声を上げたのでした。
ごめんね、ニャキエ。
今度からドアを閉める時は、もっと気を付けるよ。
それにしても、ダイオは偉い。
ちゃんとニャキエの声と分かって、かけつけるとは。
武勇伝3、ニャキエ、ネズミを捕る!
3年ほど前の冬の事です。
私とダイオとニャキエは、夜更かしをして2階でコタツにあたっていました。
そのとき、天井裏を物体が移動する音がしました。
ガサゴソ……。
音のするほうへ猫たちが寄って行きます。
3人で天井の隙間を見つめていると、小さな黒い頭が!
ネズミです。目が合いました。
ネズミはこちらの様子を見てとると、すぐに頭を引っ込めて、おしっこをしました。
天井から漂うネズミの臭い……。
しかし、手が届かず、どうすることもできずにニャキエとダイオと私はその夜を過ごしました。
その3日後でした。
ニャキエが口に子ネズミをくわえて、1階から階段を駆け登ってきました。
誰に教わったわけでもないのに、ちゃんとネズミの急所である首根っこをくわえています。
ダイオも嬉しそうに、ニャキエの後を追って走ってきました。
ダイオは見てるだけのようでしたが……。
ニャキエはネズミをくわえて、冷蔵庫の上に登り、さらにレンジフードの上まで登って行きました。
私も冷蔵庫の上に登り、ニャキエに、
「すごいね、ニャキエ、もういいよ、お放し」
と言いました。ニャキエはおとなしくネズミを放すと、前手でちゃいちゃいとネズミを触っています。
私は用意しておいた小ビンにネズミをつかんで入れました。
ニャキエはその冬、1ヶ月ほどの間に続けてネズミを合計で3匹も捕りました。
どれも子ネズミでした。
そして、我が家にネズミは出なくなりました。
ニャキエのお手柄です。
以上、ニャキエの武勇伝でした。
武勇伝1、寝言で注目を集める。
最近の事です。
昼過ぎに何やら不思議な鳴き声を聞きました。
プキューッ! ププ、プキュー!
ニャキエの寝ているキャットタワーの上から音がしました。
ダイオも驚いた様子で、ロフトの上からニャキエを見下ろしています。
すると、また音、というか、鳴き声が!
ププ、プキュー!
ニャキエ、夢を見ているのか、前手をぴくぴく動かして、寝言を言っておりました。
ダイオと一緒にびっくりしてしまいました。
武勇伝2、風呂場に閉じ込められる。
これも最近の事です。
風呂から出て、ドアを閉めようとした時、ニャキエがそばにいたので、
「入っちゃダメだよ」と言って、慎重にドアを閉めました。
それから隣の洗面所で髪にドライヤーをかけ、ひと心地ついて階段を登って3階に上がった時の事でした。
アオーン! アオーン!
と、悲しそうな猫の鳴き声がします。
「犬だろ」
おとうにゃんはそう言ってゲームをしていました。
アオーン!
もう一声聞こえたとき、ダイオがベッドから飛び起きて、階段を降りて行きました。
ニャオーン!
はっきりニャー音が聞こえました。犬ではありません。
ダイオの後を追って階段を降りると、風呂場のドアのすりガラス越しに茶色い影が見えます。
ニャキエでした。
ドアを閉める隙に、するりと入り込んだのでしょう。
私が洗面所にいた間は、すぐそばにおかあにゃんがいる、と平気で風呂場の中にいた模様です。
が、いなくなってしまったので、焦って鳴き声を上げたのでした。
ごめんね、ニャキエ。
今度からドアを閉める時は、もっと気を付けるよ。
それにしても、ダイオは偉い。
ちゃんとニャキエの声と分かって、かけつけるとは。
武勇伝3、ニャキエ、ネズミを捕る!
3年ほど前の冬の事です。
私とダイオとニャキエは、夜更かしをして2階でコタツにあたっていました。
そのとき、天井裏を物体が移動する音がしました。
ガサゴソ……。
音のするほうへ猫たちが寄って行きます。
3人で天井の隙間を見つめていると、小さな黒い頭が!
ネズミです。目が合いました。
ネズミはこちらの様子を見てとると、すぐに頭を引っ込めて、おしっこをしました。
天井から漂うネズミの臭い……。
しかし、手が届かず、どうすることもできずにニャキエとダイオと私はその夜を過ごしました。
その3日後でした。
ニャキエが口に子ネズミをくわえて、1階から階段を駆け登ってきました。
誰に教わったわけでもないのに、ちゃんとネズミの急所である首根っこをくわえています。
ダイオも嬉しそうに、ニャキエの後を追って走ってきました。
ダイオは見てるだけのようでしたが……。
ニャキエはネズミをくわえて、冷蔵庫の上に登り、さらにレンジフードの上まで登って行きました。
私も冷蔵庫の上に登り、ニャキエに、
「すごいね、ニャキエ、もういいよ、お放し」
と言いました。ニャキエはおとなしくネズミを放すと、前手でちゃいちゃいとネズミを触っています。
私は用意しておいた小ビンにネズミをつかんで入れました。
ニャキエはその冬、1ヶ月ほどの間に続けてネズミを合計で3匹も捕りました。
どれも子ネズミでした。
そして、我が家にネズミは出なくなりました。
ニャキエのお手柄です。
以上、ニャキエの武勇伝でした。