天国のダイオちゃんへ

ダイオちゃん、きみがいなくなってから、今日でもう四年になる。
きみのいない世界で、おかあにゃんもおとうにゃんもニャキエちゃんも、頑張って生きているよ。



きみがいなくなって、ニャキエちゃんはこの頃、ずいぶん甘えっ子になったよ。
お腹マッサージや、豚毛ブラシでのブラッシングも大好きで、おかあにゃんの背中に乗ったり、伸びをしておかあにゃんのおしりにハイタッチをするよ。

だけど、どこか寂しそうなニャキエちゃん。



過剰グルーミングをしてしまって、ニャキエちゃんが起きている時は、ずっとかまっててあげないと、すぐに毛をブッチンと噛んで抜いてしまうんだ。

原因は、わからない。

やっぱり、ダイオちゃんがいなくて、寂しいんじゃないか、と、おとうにゃんは言うんだ。

おかあにゃんも寂しいよ。

ダイオちゃんが虹の橋へ行ってしまった時、おかあにゃんの一部も死んでしまったんだと思う。

でも大丈夫。

ニャキエちゃんがいてくれるよ。ニャキエちゃんがおかあにゃんとおとうにゃんを支えてくれてるんだ。

ダイオちゃん、今日はきみのおまるのお掃除をしたよ。

上手におまるを使っていたね。

きみが使っていた、このおまるをずっと手放せないでいる。

窓の外は、きみが旅立った日と同じように、今日もよく晴れているよ。

天国にいるダイオちゃん。

待っててね。

まだしばらくは、そちらには行けそうにないんだ。