首相、通常国会前譲らず 招致議決方針を確認 (共同通信) - goo ニュース
兵法
武経7書のうち『尉繚子』
《十二陵》
【敵から乗ぜられやすい十二の欠陥】
一、確信に基づかぬ行動。後悔の種である。
二、無辜の民衆を殺戮すること。妖異が起こる基である。
三、上官のえこひいき。部下の不平の原因となる。
四、指揮官が自分の失敗を認めまいとすること。不祥事の原因となる。
五、人民を収奪しつくすること。不測の事態の原因となる。
六、敵側の離間工作に乗せられること。指導者の明察が失われる。
七、命令を安易に下すこと。部下は無責任な行動をとる。
八、賢人を退けて用いないこと。指導者は固陋に陥る。
九、利欲に目がくらむこと。災厄の基である。
十、小人を重用すること。害毒を流す基である。
十一、防御体制を怠ること。国家は滅亡する。
十二、指揮官の命令が無いこと。軍は混乱に陥る。
軍事・外交を政治や経営に置き換えると……。
【敵に打ち勝つための十二の心得】
一、指揮官の威厳は、命令や態度を軽々しく変更せぬことによって保たれる。
二、恩恵は、時宜を失わずに施してこそ、所期の効果をあげ得る。
三、機略とは、事態の変化にすかさず対応することである。
四、戦争とは、士気の争奪戦である。
五、攻撃とは、敵の意表を衝くことである。
六、守備とは、味方の内情を敵に秘匿することである。
七、失策を犯さぬための根底は、数量に関する精密な把握である。
八、苦境に陥らぬための要件は、兵員・武器・軍事物資におけるゆとりである。
九、慎重さとは、どんな些細なことにも注意を怠らぬことである。
十、知謀とは、根本的な問題について思慮を働かせることである。
十一、弱点を取り除くには、果断でなければならない。
十二、民衆を収纜するには、謙虚でなければならない。