仕事について
いろいろな業種があります。
以前は製造の会社に勤めていていろいろな管理を
行っていました。
作業管理、品質管理、設備管理、安全衛生管理、原価管理、納期管理
これを六大管理といいます。
管理を行う前提は整理・整頓・清掃・清潔・躾・習慣化です。
これをまとめて6Sといいます。
6Sが行えない職場は衰退し、信用を得られないものです。
また、災害も多発し、品質トラブル、納期も守れません。
すべての管理の元になるものは標準作業です。
これがしっかり作業別に表され、周知徹底しなければなりません。
この中で、作業管理ですが
全ての作業に対しまずは全作業を洗い出さなければなりません。
ひとつひとつの作業に対し標準作業書で書き表し、明文化することです。
誰が見ても、読んでもその通りに仕事をすれば、安全で誰でも同じもの
同じ品質のものが同じ時間でできるようにするのです。
作業は要素作業別に分解し細かいところまで表示しなくてはいけません。
標準の時間を設定し工数計算をするのです。
工数計算は当然余裕率をいれて計算します。
工数計算すれば1日の必要人員、1ヶ月の必要人員が計算されてきます。
不足していれば応援してもらう。
過多なら応援にでるということになります。
ライン編成の職場なら作業の割り振りを検討し各人の作業充実度に
バラツキが出ないように配慮します。
5人のライン編成なら120%、80%、60%、140%、70%
というような作業充実度では不平、不満がでてきて能率は低下し
人は離れていきます。
100%、100%、100%、100%、40%というように
ひとりに余力を持たせる作業編成にすべきです。
管理監督者は常に職場の問題意識を持ち、鷹の目ように注視しなくてはいけません。
作業管理についてはワークサンプリング法、ストップウィッチ法、WF法
などを駆使し、作業分析、稼動分析、工程分析を常に行い、動作改善、工程改善
職場改善を大局的にして実施いくことです。
そうすれば損益分岐点がはっきり見えるようになり、安全で品質も
安定し、納期も守れ、コスト低減、納期も守れ働きやすい安定した職場に
なるのです。
安易に残業させるべきではありません。また、残業しているから会社に
貢献していると考えるべきではありません。
残業するということは8時間労働に比して疲れがたまり、集中力が不足し
ミスが多くなって怪我もしやすくなるのです。
会社にとってもいいことはひとつもありません。
いいたいやつ、おとなしい人に管理手法を使わず思いつき作業を押し付ける、
仕事の平均化をしない。
30%の仕事の増加分を60%の人に与えるのではなく、130%の人に
押し付け150%にさせる。
これこそ【労働強化】というものです。
これらは全ての業種、大企業、中小企業、個人経営の商店など
全てに当てはまることです。