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「ふるさと緑の道」を訪ねて Vol.1

2012年01月19日 | 職員日記
 この時期は、山の木々も葉を落としていて視界良好で、今冬は雪も少ないことから、ふるさと緑の道の「志津川戸倉在郷-大盤峠-北上十三浜」のコースを訪ねてみることにしました。

 管内には4つのふるさと緑の道があり、この日は志津川戸倉在郷の水戸辺川沿いを遡り、大盤峠を越えて北上十三浜に繋がるルートを訪ねました。



 北斜面には雪が残るところもあり、戸倉在郷から上る道を辿りました。
 この地域も津波による被害は甚大で、橋も道の舗装も流されていて、殆どの家屋も流失、もちろん案内板なども見当たりません。

 上り口と思われる道は、関係者以外立入禁止であったりして、峠へのルート確認ができず、神割経由で北上十三浜に向い、逆コースを辿ることにしました。

 途中、北上十三浜トンネルの上の高台に建設中の、被災者のための復興住宅に寄ってみました。



 この住宅は、眼下に追波湾、追波川河口などを一望できる別荘予定地に、工学院大学が建設している「白浜復興住宅」です。
 住宅の半分ほどが完成し、被災された方の新たな生活が始まっていました。



 住宅前のモンゴル住宅らしきものは、住宅建設の現場管理事務所です。

 さあ、いよいよ「ふるさと緑の道」へと向かい、骨組みだけが残る北上総合支所から山への道を辿ります。

 上り始めると間もなく狭い道となりますが、大盤平放牧場までは舗装され、落ちた松葉が覆い隠し、木々の間から追波川や上品山も望め、変わる景観を楽しみながら上れる道となっています。



 放牧場は閉鎖されていて、頂上からの360度の展望はできませんでしたが、頂上まで登らずとも志津川湾、袖浜や荒島が思ったよりも近くに見え、歌津崎や唐桑半島、そして山間からは神割崎地先の太平洋を望むことができます。





 放牧場から戸倉方面へと道を進むと、舗装路はなくなり、広葉樹の落ち葉が積もる道へと続きます。



 道は、深くえぐられ荒廃していて、しばし下ると突如、行く手を遮るロープに「この先通行止め」の表示が現れました。
 台風被害のため通行止となっているようで、やむなく道を引き返すことに。

 なんとか、荒れた道を上りきって放牧場まで戻り、帰路について放牧場南端から、追波川、富士沼を望んで一枚。




(O.920)

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