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『光る君へ』初回で躓き、マーケティング失敗か

2024-01-13 23:20:53 | ニュース
NHK『光る君へ』初回で躓き、マーケティング失敗か 大河最低の視聴率を記録、狙っていた若い女性層が離反© zakzak 提供

7日に始まったNHK大河ドラマ「光る君へ」の初回が大河史上、最低の視聴率を記録した。人気番組「芸能人格付けチェック」(テレビ朝日系)とバッティングしたことが大きな要因だが、特定個人の視聴率を測定するスイッチメディアのデータを見る限り、ドラマの設定などマーケティングに課題も見える。

元NHK解説委員でメディアアナリストの鈴木祐司氏が分析した。

初回の平均世帯視聴率は関東地区で12・7%(ビデオリサーチ調べ)となった。スイッチメディアのデータでは、前作「どうする家康」と比べて、個人全体で大きく落ち込んだ。2~3世代同居世帯で落ちており、家族一緒に見る人の数字が下がったのが痛い。貴族の出世競争や〝セックス&バイオレンス〟に挑むというが、家族だんらん向きではないかもしれない。

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紫式部を〝元祖シングルマザー〟と位置付け、人気女優の吉高由里子(35)が〝情熱的で多感で好奇心旺盛な女性〟を演ずる。しかも十二単や御所など、豪華絢爛な絵巻の世界が舞台だ。

明らかに若い女性狙いだが、実際にはその層が全体平均以上に離反し、子供と一緒に見る親世代も少なかった。

大河としてレアな平安時代で女性を狙うというマーケティングは外れてしまった可能性が高い。
では「格付け」の影響はどの程度だったのか。裏番組の状況を1年前と比較すると、日テレの19~22時の時間帯は2割強下落し、NHKの19時台も2割強下げたが、「光る君へ」が3割強も下げたことは大きすぎる。

戦国時代ではなく〝平安文化〟で勝負する狙いは斬新で評価できる。しかしそれは送り手の論理に過ぎず、視聴者は物語としての面白さを優先する。

〝貴族の出世〟や〝女たちのドロドロ〟は、頭の中でのお話が中心で絵的に地味だ。

企業で競争にしのぎを削る役員管理職の反応も薄ければ、若い女性や中年女性の心も今のところ捉えられていない。吉高が登場する2話以降、もう少し派手でわかりやすくストーリーが展開しないと、多くの視聴者に届かないと危惧される。
ゴール設定は良かったが、どう実現させるかで失敗とならないことを願うばかりだ。





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