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酸素マスク、点滴に湯たんぽ使い警視庁、能登で90代女性を救助

2024-01-09 21:23:37 | 合唱
酸素マスク、点滴に湯たんぽ使い 警視庁、能登で90代女性を救助
2024/01/09 20:00
能登半島地震での捜索・救助活動を指揮した警視庁特殊救助隊の堀越貴夫警部補=2024年1月9日午後1時4分、東京都立川市、比嘉展玖撮影

(朝日新聞)
 能登半島地震に広域緊急援助隊として派遣されていた警視庁の救助隊員らの一部が9日、東京に帰任し、取材に応じた。石川県珠洲市の倒壊した家屋の下から、地震発生から約124時間ぶりに90代の女性を救出した時の様子などを説明した。

 警視庁災害対策課の特殊救助隊は5日正午ごろに珠洲市に入り、7日までの3日間、他県の警察や消防などと連携しながら捜索にあたった。
 6日午後、珠洲市正院町川尻で警視庁と福岡県警の隊員らが、倒壊した家屋の下に90代の女性がいるのを確認した。体が温かく、脈があった。

■足首が挟まった女性、「うー」と言った
 現場を指揮した警視庁の堀越貴夫警部補(45)によると、住宅は1階部分が崩壊しており、2階部分から内部に入った。2階部分の畳をはがしたところ、90代の女性が、左の足首が梁(はり)と畳に挟まった状態でいるのを見つけたという。

 呼びかけると、女性は「うー」などと言った。かなり衰弱した状態だったが、救急隊や医師らが女性に酸素マスクや点滴をし、上半身を湯たんぽで温めたという。

 救助のための重機が入れられるスペースはなかった。堀越警部補ら約10人はのこぎりなどでがれきを撤去し、救出したという。

■指揮官はトルコ・シリア地震の現場にも
 警視庁によると、同庁の隊員らが現場に到着したのは午後2時ごろ。救出は午後8時20分ごろだった。女性は救出時、受け答えができる状態だったという。

 堀越警部補は、昨年2月に発生し、5万人以上が死亡したトルコとシリアでの地震現場にも派遣された。トルコ南部では発生から120時間以上たった後、6歳の少女が救出される場面に立ち会った。堀越警部補は珠洲の現場で隊員に、「絶対に助けを待っている人がいる。あきらめるな」と声をかけたという。

 警視庁は9日現在も、約130人が石川県内で捜索にあたっている。(比嘉展玖)



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