人質さらに解放 イスラエル人14人、外国人3人 一時休戦3日目
2023/11/27 01:16
パレスチナ自治区ガザ地区との境界線で作業をするイスラエル兵ら=イスラエル南部で2023年11月20日、AP
(毎日新聞)
パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスは休戦3日目の26日、イスラエルから拉致した人質17人(イスラエル人14人、外国人3人)を新たに解放した。24日に始まった休戦中の人質解放は3回目で、過去2回では計41人が拘束を解かれていた。
イスラエルは自国の人質解放の交換条件として、拘束しているパレスチナ人計150人を順次釈放する計画で、パレスチナ人計78人が実際に釈放されている。これとは別にイスラエルの農場で勤務中に襲撃されたタイなど外国出身の人質は、各国政府がハマスとそれぞれ解放交渉を続けている。
戦闘は10月7日、ハマスがイスラエル側に越境し民間人らを襲撃して始まった。イスラエル側では約1200人が死亡した。これに対してイスラエル軍は激しい空爆で反撃した上、10月下旬にガザ北部への地上侵攻を開始。空爆などによるガザ側の死者は1万4000人を超えている。
イスラエル軍はガザ地区北部をほぼ制圧しており、休戦終了後は南部への侵攻に乗り出す姿勢を見せている。【エルサレム三木幸治、カイロ金子淳】
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