私のたまにトラブルなトラベル

そんな旅は愉快!爽快!我慢!忍耐!
トラブルが襲ってもめげずリュックを背負って世界を旅する大和撫子!

バスの荷台から『マリファナ』が!!!

2012-03-24 21:34:51 | 南米
2002年の夏・・・あいつと約1ヵ月の南米の旅・・・

イグアス瀑布を堪能し、夜行バスでサンパウロに向かう。
午後4時に出て、サンパウロに着いたのが、
次の日の午前9時40分・・・17時間40分かかった。

しかし・・・南米はでっかい大陸!
24時間バスに乗っていたことがあり、
17時間40分は大したことが無いわ!と思った。
慣れは凄い(=^-^=)ふふ

話を戻し・・・

イグアスから走ること30、40分!!!
急にバスが止まり、片手に大きな銃をかかえた警官が乗ってきた。
寝ていたあいつも起されていた。
「パスポートを見せろ!」と検問が始まった。
バスの外を見ると、パトカー数台、他にも大型の警察の車が待機していた。

乗客はみんな降ろされ、一列に並ばされ、
パスポートチェックをされ、「どこから来たか?」
「自分の荷物はどれだ?」と質問された。
各自、自分の荷物を手元に持ち、中をチェックされた。

バスの荷台に大きな段ボールと袋が残っていた。
「これは誰の荷物だ?」・・・
誰の返事も無かった。
すると、警官がナイフで切り、中を調べている。
映画にでもある様に、粉末を舐めているじゃない!!!

「マリファナだ!」と警官が叫んだ。

長距離バスの荷物は、必ず乗客から預かり荷札をくれる。
なのに・・・なぜ???持ち主不明の荷物が???
きっと運転手と乗客の中の誰かとグルだぁ~!!!


でも・・・私のリュックに入れられたらと思うと・・・
背筋がぞぉ~とした。
平気で持っている銃にも怖さがあった。

1時間ほどの検問でバスは発車!
バスは興奮を積んで走り続けた。

まるで、ギャング映画の様で、メチャ怖かった!!!

泣きっ面に蜂のアラブ首長国連邦

2012-03-20 20:20:05 | 中近東
2002年末にアラブ首長国連邦(UAE)とオマーンを旅した!

ところが!!!
11月25日にあいつは駅の階段を踏み外し・・・
左足を骨折したのだ!(うぅぅぅ痛いィィィ)全治1ヵ月と診断!

旅まで約1ヵ月、それまでには治ると楽観していたが、
そうは、問屋が卸さない!
痛みは取れず、不安になってきたそうだ。

ドクターも旅を止めそうにもないので、
アンクルサポーターをして、松葉杖か、ストックを使うようにと指導。
「気をつけなさい」と一言あったそうです。


「私の山のストックを持って行ってあげるわ」
「よろしく頼む」
「任せとき」

アラブのドバイに着いて、ストックを取りだすと!!!!!
えぇ???先が無いぃぃぃ!!!
ストックの真ん中のネジが緩み、先の方が抜けていたのである。
そそっかしい私はそれを確認せずに上の方だけを持ってきたのである。

「ごめん!ごめん!」
「仕方ないやん」とあいつの顔が曇った!

あいつのリュックを担げるほど体力無いし・・・
オマーンのマスカットで杖を買ってあげた。
でも、オマーンの杖は飾りでイマイチ強くない。
あいつは、弱音も吐かず、足を引きずって歩いていた!
そんな時は弱り目に祟り目!
なんと神様も意地悪な!!!
あいつが高熱にうなされた。

メチャ暑いオマーンのマスカット!
私はファーストフード店で、
マイフレンド、フィーバー!プリーズ!アイス!アイス!
氷を貰って、あいつの頭を冷やした。
・・・が・・・熱が下がらず・・・
そのまま、アラブに帰り、アブダビに向かった。

いつものダンマリ!で1日中寝ていた。
「大丈夫?」「しんどい?」と聞いても・・・ダンマリ!!!

その日はクリスマスイブ・・・
あいつには悪いと思ったけれど、
高級ホテルの最上階にあるイタリアンのお店「アマルフィー」で、
パバロッティのオペラを聴きながら、
ワインを飲んで、美味しいお料理を食べて、
あぁ~満足!満足!


しんどいから、喋りたくないとは思うけれど、
看病しても一言も無いしのは、情けない。
私の心は谷底に落ちていたが!!!
美味しいお料理、素晴らしい音楽は・・・
心を山のてっぺんに持ち上げてくれた。

忘れもしないアブダビのクリスマスイブです。

あいつのアラブ、オマーンは、「泣きっ面に蜂」だったと思う


愛する仕事も、愛する旅も、時にはトラブルに!!!

2012-03-17 09:58:25 | あいつ
私の仕事は、毎月、月初10日間だけ!
いくらバイトとはいえ、責任者なのである。
どうしても!1ヵ月の旅は出来ない!

でも、南米・・・
   (チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル)を、
陸路で旅するには、最低1ヵ月は、必要!!!
仕事を休みたいと、言うと・・・・・・・
ダメ、ダメ、駄目、駄目、ダメと言われた(*_*)
そりゃ!休みの20日間を旅に当てろ!と言われても仕方ない。
でもね・・・
主人が入院中も、主人が亡くなった時も休まず、
私の入院中も仕事は病院のベッドでしたのに・・・
20年間、休み無しよ!(当然だけど)
1回だけでも良いから、お願いします。

行くまでに、トラブル発生やぁ~
仕事仲間の助けが功を奏し、お許しが出た(嬉)


2002年7月26日~8月21日まで、
陸路で南米を旅する時が来たぁ~(*^_^*)

旅は、サイトシィーング!
彼との旅は、サイトフィーリング!なんて素敵でしょう?
頭の中は、妄想だらけ!ヘ(^_^)

青い海、打ち寄せる波の音、二人で歩く白い砂浜・・・・・g
あぁ~ワンダフル!あぁ~ファンタスティック!

南米の旅も、いよいよ後3日間に!
妄想の海岸が、目の前に見えたぁぁぁぁぁ!!!

オイオイ!あいつよ!
モクモク歩くだけかい?
レブロン海岸・・・過ぎたぞ!
イパネマ海岸・・・過ぎたぞ!
コパカバーナ海岸・・・過ぎたぞ!
えぇ?なんで???
ドンドン遠ざかるあいつ!!!!
私の頭の中の線が、ブチッと音をたてて切れた(>_<)

喧嘩が始まった!が、決まってダンマリのあいつ、
ウゥ~苛立つ(^^)(>_<)

美しい海岸だけに、トラブルも苛酷になった!

メモ魔の、あいつ!
『もし妻だったら、もっと大喧嘩で離婚か?』
なんて書いていた。
まぁ~、分からん事ないけど、お互い様やぁ!

『愛』とは、difficult!!!




ゴッド・ファーザーの島「シチリア」を横断・・・

2012-03-11 13:19:07 | ヨーロッパ
2002年3月・・・彼(あいつ)との2回目の旅だった・・・

マルタ島からシチリア島経由し最後はチュニジアまでの旅だった。


あいつは、地中海に浮かぶマルタ島から、シチリア島までの手段を、
フェリーにしようと言った。
そして、シチリア島で1泊し、3月29日にパレルモから飛行機でチュニジアへ・・・

ヨッシャ!!!了解!!!ラジャー!!!

いよいよ3月28日(木曜日)早朝、フェリーでシチリア島のポッツァーロへ船出だ。
この町は、シチリア島の一番南東にある。
ポッツァーロは、マルタ島からの日帰り観光船が着く港町。
そんな観光客は待機している大型バスで行っちゃった。

私らはどうするの???
パレルモまでも列車があると聞き、
シャトルバスで駅まで行くと・・・13時45分発があった。
それにしても裏寂れた駅だった。

時刻表に書いてあるし・・・あぁ~ホッとした。
ゆっくりランチを食べて、町を散策していたら、
インフォメーションがあり立ちよってみると、
「列車は日曜日に1本しか運行が無いよ!」と!!!
アカン!アカン!朝の9時30分に着いたのに、
もう3時間も経っている・・・

インフォメーションの女性が、まずはモディカ行きのバスに乗れと言う。
バス停で2時間待つこと。
どうにかモディカまで来た。

あぁ~5時にパレルモ行きのバスがある。
10分、20分、30分・・・40分・・・待っても来ない!
結局、ラグーザ行きのバスが来たので、
少しでもパレルモに近くへ!!!と思い乗った。

しかし・・・パレルモまでのバスや電車は無かった。
あいつと私の肩はガックリと落ち、顔も情けなくなっていた。


捨てる神あれば拾う神あり!!!
一人の見知らぬ若者が親切に、パレルモまでのタクシーを交渉してくれた。
タクシーの運ちゃんが200ユーロを180ユーロで行くと言った。
結局170ユーロでOK!!!(当時は20000円)
夜の帳も落ち、不安だったけれど、
東から西へ、シチリア島を横断!
黙々と夜道を飛ばしてくれた。
パレルモまで3時間45分かかった。

パレルモ飛行場に、午後10時15分に着くことができた。

次の朝4時50分にはチェックアウトしないといけないし、
タクシー代も使ったことだし・・・

彼(あいつ)は飛行場で寝ようと言う(@_@;)
出発便がないので閑散とした2階のベンチで、
野宿(?)じゃないけど、寝たのである。
仕切りがないベンチだったので、少しは寝やすかったかな(苦笑)

幾ら飛行場といえども、人気のないのは、
不安になる、特にトイレは怖かった。


ゴッド・ファザーの島「シチリア島」はただ横断しただけだった。
トラベルの語源「トラブル」を再認識したシチリア島だった。





エストニアのタリン行きの夜行フェリーは臭かった(@_@;)

2012-03-05 23:19:37 | 東欧
思い出しても『臭い』2001年、生まれて初めてのバックパッカーの旅。

彼(あいつ)にリュックとポケットが一杯のベストを借りて、
いざ!行かん!!!
えぇ???待ち合わせは、ストックホルム???

行きたい気持ちが勝ち、怖さが負け、一人でKLMに乗って行きました。

あぁ~会えたぁ~☆⌒(*^-°)v Thanks!!
ハグハグだった!!!

・・・・・・が・・・・・しかし・・・・・

ストックホルムから夜行フェリーで、
バルト三国のエストニアのタリンに行くと言う。
それも、キャビンを取ってくれないぃぃぃぃ
1泊にしては、お値段が高いと言う(涙)
一体どこで寝るの???

寝る場所を必死に探すけれど、どこも無い!
椅子のある場所はたった一カ所!
ドアを開けると・・・『臭い!!!』
ほとんどロシア人で、体臭が並みの臭さじゃない。
鼻が曲がるなんて代物じゃない臭さ!!!
その上、ウォッカを飲んでいるのか、酒臭さも凄かった。

「あいつ」はなんと!!!そこのリクライニングで寝てるじゃないの!!!
私の頭の線がブチッと音を立てて切れた(馬鹿もんが!!!)
クソ!!!こうなりゃ臭いなんて言ってられるか!

すると優しい男性が「ここに座りなさい」と席を譲ってくれた。
うぅぅぅぅ・・・ありがとうございます。
暫く寝ていると、後ろの酔っ払いの足が、
私の頭をグイグイと押してきた。
先の優しい男性が、酔っ払いを椅子から引きずり降ろしてくれた。

臭い中にも、優しいぬくもりが有ったv(≧∀≦)v うれし~

夜が明けると・・・何事も無かった様に起きてきた「あいつ」
なんちゅう奴や!!!私をほっておいて!!!誘ったのはあんたやで!!!
と心に思ったけれど、語学もアカンし、旅の仕方も知らない弱みから、
グッと気持ちを飲みこみ、
何事も無かった様に、真顔で「おはよう」と言った。