古龍種の書 冥淵龍 ガイアデルム 下巻

・危険度、戦闘能力
大穴に侵入する外敵には咆哮で以て威嚇を行う。
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巨体による突進や押し潰しのほか、結晶化した爆発性のキュリアを巧みに用いた攻守が特徴。

また、翼脚に高熱のエネルギーを纏った状態で打ち合わせたり地面に叩きつけることでエネルギーを炸裂させることもある他、口からエネルギーをブレスとして発射することも可能であり、キュリアに由来するエネルギーを用いて多彩な攻撃を繰り出す。

また、その巨大極まる翼脚は荒々しく振るうだけでもかなりの範囲を薙ぎ払い、その軌道上には次々と爆発を発生させる。
時には翼脚の力に任せて強引に旋回することでなんと宙を舞い、岩盤を隆起させるほどの威力で以て周囲を一掃するという驚くべき機動力をも見せる。

また、巨大な顎もその質量にものを言わせて地面に押し付けながら前進することで、岩盤を粉砕しながら正面に立つ全ての障壁を易々と破壊する。
なお、身体を覆うキュリアの結晶片は衝撃によって剥がれ落ちていき、 ガイアデルムが吸い込むと体内で爆発する。

ダメージで纏う鎧を失ったガイアデルムは、宿主としての許容量を超えるキュリアを一気に吸入し、全身にキュリアのエネルギーが奔流。自身がキュリアに化したかのような暴走状態に陥る。
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青白く光っていた甲殻の隙間や口は朱色の光に満ち、先程まで結晶化したキュリアが付着していた甲殻の隙間からは、今しがた捕食されたキュリアとそれ由来の紅色のエネルギーが血飛沫の如く溢れ出す姿「冥流解放状態」となる。

この姿となるとキュリア由来のエネルギーを用いた攻撃がより大規模かつ苛烈になり、口から赤黒いエネルギーのビーム状のブレスを吐くようになる他、ハンターを吸引して引き寄せてから翼脚を叩き付けたり、薙ぎ払って打ち据えるといった強烈な攻撃を繰り出す。

また、エネルギーを空に向けて吐き出し、結晶化したキュリアを雨のように降り注がせるという攻撃も行う。吐きだされたエネルギーは大穴の表層で渦を巻くように燃え盛ってキュリアを振りまいた後、漆黒の太陽を思わせる黒いエネルギー球となって収束して消えていく。
そして最大の攻撃として、臙脂色のエネルギーを放出して大量のキュリアを背中に群がらせながら大穴の壁を這い上がり、
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キュリアを群れごと捕食することで膨大なエネルギーを蓄えてエネルギーを背部から翼のように噴出した後、
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口元から眩い光を放った後に広範囲に大爆発をもたらす極太の光線を吐き出す「淵劫冥撃」を放つ。

この大技は直撃した一帯の大地を揺るがすほどの威力を誇るが、大量のキュリアを捕食してエネルギーを蓄えなければ放つことが出来ないため、発動までには長い時間を要し、加えて大穴の壁面を登攀するため、外敵に怯まされて落下するリスクも存在するまさに切り札である。

しかし、この大技を繰り出す際にはガイアデルムも外敵に向かって大量のエネルギーを蓄えたキュリアの群れを放つことで外敵の体力を奪わんとしており、自らが大きな隙を晒してしまっている事への対策は怠っていない。

こうした強烈な攻撃の数々を以てしてもなお抵抗し続ける外敵に対しては、さらにエネルギーを解放することで大穴全体を赤い光で染め上げるほどに全身からエネルギーを放つ「冥流奔騰状態」となり、まさしく「悪魔」と呼ぶに相応しい禍々しい容貌となる。
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この形態となると攻撃は更に苛烈を極め、突進しながらエネルギー溜まりを大量に生成、一挙に爆発させる「突進冥破爆撃」や、翼脚を叩きつけ、翼脚からエネルギーを噴出し突進する「冥流突進二連」なども行使。確実に敵を排除しようと暴れ回る。

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多様な攻撃方法の増加に加え、攻撃に付随する爆破による二次的な攻撃も激しい。対処には苦慮する事も多いだろう。
さらに、前述の淵劫冥撃も併用してくるため気が抜けない。精気エネルギーを用いた攻撃は多彩かつ強力だが、この形態は既にガイアデルムが追い詰められている証左でもある。反撃の手を緩めなければ、討伐は目前であろう。
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・利用

ガイアデルムから得られる素材は鱗を初めとして非常に美しく、仄かな蒼き輝きは幾ら欲せど届かぬ境地の美しさと称えられている。 その反面、角や爪は触れるものに激しい苦痛を与えるとされ、その扱いは難しい。

冥淵龍の武器は暗き地の底から出づる十四の破壊の形。
大剣は破壊の始まり、即ち立ち昇る劫火。
太刀は空行く者を打ち落とす雷。
片手剣は海をも干上がらせる陽炎。
双剣は暗闇へ堕ちた太陽と月。
槍は天をも貫く氷柱。
銃槍は大いなる山の憤怒。
大鎚は全てを薙ぎ倒す台風。
狩猟笛は全てを飲み込む穿孔。
剣斧は全てを押し流す水。
盾斧は地を割る巨大な亀裂。
操虫棍は全てを喰らう群れ。
軽弩は天より降り注ぐ玉霰。
重弩は宙を覆う星々のつぶて。
弓はそれら破壊の終わり、世界を一片も残さず無へと還すと云われる。

冥淵龍の装備は絶対の守護を授かり、人ならざる力を得るが、その代償にいずれは纏う者すら深淵へ飲み込むとされる魔装。その装備は生者を憎み、死者の魂を跡形もなく磨り潰す腕と如何なる者をも拒絶する尾、そして歩むだけで大地を腐らせる穢れに満ちた双脚を得る。
・ソース
MHR:S
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ：サンブレイク　公式設定資料集 pg.158〜159.264.344.351
https://www.mhw-blog.com/mhrise-sunbreak-info/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%83%8A%E7%89%B9%E6%AE%8A%E5%80%8B%E4%BD%93%E3%81%A8%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%83%89%E3%83%A2%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%95%E3%81%A8%E5%AF%BE