秋津蛉のモンスターリストⅡ

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古龍種の書 蛇王龍 ダラ・アマデュラ

2024-08-23 23:46:39 | 古龍種




「蛇王龍」
ダラ・アマデュラ
Dalamadur
古龍種
古龍目 蛇龍亜目 アマデュラ科
全長44039.7cm
全高8226.5cm(上半身)
脚の大きさ1273cm
・狩猟地
千剣山





・概要、特徴
千の剣を携え、大地の全てを覆す』。
太古の昔より御伽話の中で語られていた伝説の古龍。
現在確認されている生物の中でも最も長大な体躯を誇る、蛇のようなその姿から「蛇王龍」と命名され、あまりにも巨大なその全貌を双眸で捕えるのは不可能であるとされる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1587437927335751680?s=19





身体の大部分を鋭い刃のような独特な鱗”剣鱗”で覆い、それが連なる姿から『千剣の王冠』とも称される。中でも背部に存在する特に発達した剣鱗を扇刃と称する。
背部を除く全身は金剛の如き強靭さと伸縮性を併せ持つ鋼皮に覆われ、これらは練磨された刃すら通さない鉄壁の鎧であると共に、獲物を締め上げる武器でもある。




中でも朱く明滅し、高熱を発しながら静かに鳴動する禍々しい胸殻は、金剛にも勝る蛇王龍の皮において最たる堅さを誇る。
その巨大な躯体を支える骨は「渦巻骨」と呼ばれる独特なもので、力強く捻れた構造が計り知れない強度を生むという。


峰巒を幾重にも取り巻いてしまえるほどに長大な躯体は大蛇を思わせるが、蛇王龍は鉤爪を備えた前脚を持つ(後脚は痕跡として突起が残る程度)。
そのあまりに巨大な前脚の鉤爪は地を捉えれば大地と生物を土地ごと深く抉り取り、そのまま無慈悲に握り潰してしまうため、削られた土地には何も残らない。




その人智を超えた巨大さ故に、御伽話では“千古不易を謳う王”と、生物などではなく天変地異だと語られており、正式に確認されるまでは完全に御伽噺の中の存在と考えられていた。
それゆえ、生態は全てが謎に包まれている。





そうした御伽噺で語られる天災や伝説の生物の出現地を記していくと、千剣山にて「途轍もなく大きな蛇の話」という共通した内容の伝説が集まることが判明し、発見に至った。

とある御伽噺の中では、身震い一つで山を削り崩し、地殻変動をも起こしたと語られている。一度動けば異常な地形変動を引き起こし、咆哮を聞けば地が捲れ、通り道は深い谷となり、地脈を引き裂き、尾を打ち付ければ天災として人の世を乱す。
⬇咆哮
https://x.com/gagieru_seltas/status/1587428879211253761?s=19


その事から千の剣を携え、地を削り、山を成し、地を食み、絞る者とも称される。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1587417999597715456?s=19




事実として、蛇王龍が巣食う千剣山の一帯は蛇王龍がその岩肌を這い回り、山々を引き裂き続けたことで、常識では考えられない形状と化した異形の山々が無数に屹立しており、奇異な地形が広がっている。
またシナト村近傍に聳え立つ、氷柱のように細く尖った奇妙な山、「天空山」の成り立ちに、このモンスターが関わっていることを示唆する逸話が存在している。



御伽噺を解釈すると、”怪我を負った長虫”が苦痛のあまり岩に巻き付き、絞り上げてのたうち回ったことにより、それが歪で不安定な地形の山々となってしまったのだ、という。
天空山はかつて発生した想像を絶する地殻変動の影響で、奇異な形状に変貌したとされるが、その地殻変動の原因こそ、蛇王龍なのではないか。
実際に現在の天空山では絶えず落石が発生するという怪現象が見られるだけでなく、空中に浮いたような足場、何かによって崩れ去ったような岩肌など、自然に形成されたとは考え難い地形が多数存在しており、過去に外的要因による破壊がもたらされていたとしても不思議ではないと感じざるを得ない。
新大陸に赴いた第5期調査団から、本種に関する驚くべき報告がもたらされている。
大陸を超えて古龍の死地となるという「瘴気の谷」において、道となっている巨大生物の骨が、遭遇したことがあるハンターの話ではこのダラ・アマデュラに非常に近いものであるらしい。
現大陸で生息するすべての生物の中で最大級の大きさを誇っていた古龍に近い種が、なぜここで見つかるのか。 そして現大陸でなぜ最近まで発見されていなかったのか。 この2つには何か繋がりがあるのか。 複数のダラ・アマデュラが折り重なっているようにも見えるが、今は真実を知る由もない。
しかし、 ダラ・アマデュラはこの全体を覆うまでの大きさではなかったとの証言もあり、このダラ・アマデュラに近い種の死骸は固有種なのか、それともこの地へ来てさらに大きく成長したものなのかは不明であるが、遥か古の時代にこの地に渡り、生命を終えた個体であることは間違いなく、”ダラ・アマデュラ古代種”と呼べる存在であろう。




・能力
規格外の巨体から存在そのものが計り知れない災厄となるが、加えて蛇王龍もまた、他の古龍種と同様に天災を彷彿とさせる超常的な力を持つ。
蒼白に光り輝く、謎の力を有している事が確認されているのである。それは黄金に輝く粒子を伴う蒼い光であり、胸殻から漏れ出るそれすら生物を焼き焦がすほどの熱を発する代物であるが、それだけでなく、これは今まで定められた火や水、龍といった既に既に分類されている属性すべてと異なる特異な属性だと考えられている。

また、ダラ・アマデュラが現れるとその一体を光が照らし、流星の如く上空から無数の岩石が降り注ぐという、常識を遥かに超えた天変地異の能力・現象も確認されている。

これを“凶星”と呼び、降り注がれた岩石を調査・研究した結果、現在この地上では採掘されたことのない物質が混ざっていると報告を受けている。



・危険度、戦闘能力
その規格外の危険性の高さから、発見から間もなくハンターズギルドでは急遽協議が行われ、ダラ・アマデュラ討伐に全力が尽くされる事となった。
もしきまぐれに移動をしたとすれば、周囲の地域一帯の地も山も谷も塵と化し、その破壊は世界規模となるとも予測される。




蛇王龍は蒼白に輝く正体不明のエネルギーを自在に操ることにより、己の玉座たる山を侵す不届き者を排撃する。
体内で凝縮したその力を口から放出し、凄まじい爆発で一帯を吹き飛ばす、膨大なエネルギーを山を覆い尽くす極大規模の閃光の渦として吐き出すなど、想像を絶する規模のブレスで眼下の全てを掃滅する。


更に驚くべきことに、『凶星』は蛇王龍の力に呼応して発生しており、定めた対象の周囲に正確に落下させることはもちろん、雨のように無数の隕石を降らすことすら可能であるという。




超弩級の巨躯はその一挙手一投足が無慈悲なまでの破壊となってハンターを襲い、鉤爪の備わる巨大な前脚に削られた土地には何も残らず、鞭の様に打ち付けられる尾殻は大地を激震させ、大きく裂けた口を開いての突進は進路上の全てを殲滅する。
怒れる蛇王龍は己の玉座たる千剣山の峰々の破壊すらも厭わず、徹底的に自身の逆鱗に抗う痴れ者を打ちのめす。その猛攻には逃げ場などなく、ただ破壊と蹂躙の嵐が一帯の全てを無に帰すのみである。




・利用
万一にもこの蛇王龍を制した英雄となり、その素材を得ることが出来たとすれば、その超硬度の鋼皮や剣鱗が密集した尾鱗は武具の性能を飛躍的に高める最高の素材となることに疑いの余地は無いだろう。
他に類を見ない程の異常な質量を持つ凶星の転用は困難を極め、この物質が利用された武具は数えるほどしか存在しない。


また、それらの素材を用いた防具ともなれば正に逸話の顕現、祝福と栄光を浴びる英雄の証明に他ならず、その銘は反逆と暴動を意味するという。編み込まれた鋼を思わせる皮は驚異的な硬度を誇ると共に柔軟性にも優れ、急所となる関節部を保護する。




ダラ・アマデュラの素材を用いた武器。蛇龍の如き容貌を持ち、その作成には多難が伴うが、その性能は同武器種の中でも最高峰、高い攻撃力を誇る。その武器を携える英雄には、相反する二つの意味を刻まれた魂の祝福があると伝えられている。
・ソース
MH4G
ハンター大全4 pg.64.65.118.258.259
モンスターハンター 発想の法則2 禁忌の書 pg.98〜100


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