今年の4月から、自治会の会長になってしまった。誰もが尻込みして、なり手がないので、埒が明かず仕方なく、じゃぁ俺がやるよ!と言ってしまったのだ。途端に拍手が沸いた。だが、やってみると、行政からの連絡事項などが次々に来て、予想していたよりも忙しい。芝居の脚本を書くのが私の仕事なのだが、落ち着いて芝居のテーマを考える事が出来なくなってしまった。今の悩みは今年で民生委員の任期がきれるので、後任の人を今月中に決めねばならぬのだが、全然なり手がいない。何人か、推薦された人に当たってみたのだが、誰もがトンデモナイと言う感じて断るのだ。口実は仕事と、自分の親の介護、そして体調である。100人以上に当たってみたが、夫々、断り方は違うが、皆が断るのだ。確かに仕事があると言われれば、強くは押せない。民生委員だから若い人では駄目であり50代を中心に当たったのだが、50代でも仕事をしなければ、今の世の中生きていけないのだ。貧困国家と言う言葉が実感としてわかったような気がする。