The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

真夏のアイロンビート

2016年07月25日 | ライブレポート
先日はブログでもちらっと紹介したとおり、地元の夏祭りイベントのステージで演奏した。

もうかれこれ4回?ほど出演させていただいているので、ステージにはかなり慣れたが、やはりステージから見る景色というのは素晴らしい。



さてこの日も町の自治会の方たちはとても丁寧に対応してくれて、気持ちの良い和室の控室を使わせてもらった。

そしてある程度の準備をしようと荷物をいじっていると、後ろから不吉な台詞が聞こえた。

「あっ…しもたー…」

私ひで氏は忘れ物にかけてはプロの域なので、人の忘れ物も敏感にわかる。声を出したモトヒロ氏に向かって聞いた。

「何忘れたん」

するとモトヒロ氏が言った。

「ドラムスティック」

今回のステージはアコースティックセットの為、モトヒロ氏はジャンベという民族楽器を演奏する。


しかし、今回のセットの最後に、最近のブログでも述べた、映画「Zootopia」からの曲「Try Everything」を演奏する予定だったのだ。このTry Everythingは非常にビートの立った曲で、考えた末モトヒロ氏はこの日この曲のために別の太鼓を持ってきており、太鼓は持ってきたが肝腎のスティックを忘れた、という状態になっていたのだ。

モトヒロ氏は基本的に忘れ物はほとんどない人だが、ドラムスティックを忘れたのはこれが初めてではない。
昔、梅田のHEPファイブで朝からライブをした時に忘れ、そしてオープン前の近所の楽器屋のシャッターを叩いて販売してもらい、なんとか本番に間に合わせたという話がある。

今回はどうだ。

本番までは20分。

しっかりした木の枝でも落ちていないか…
素手で叩こうか…

色々と血迷った提案を出した挙句、モトヒロ氏がとった行動は…

持ってきたフロアタムの足を一本抜いて、その先にタオルを養生テープで巻きつける、というものだ。


太鼓の足というのはただの鉄の棒だ。木のドラムスティックとは大きく異なる。
そして細い。終始一定のリズムを刻む必要のあるTry Everythingでこの細い鉄の棒を太鼓の真ん中めがけて打ち続けるのは大変な精神力と体力がいることだろう。

何年も前にブログでも紹介したが、こういうとき、メンバーが「それは無理やで」と言ってもモトヒロ氏はかならず「いや、大丈夫やで」というのだ。



かくして本番が始まった。
最後の1曲まではジャンベを奏で、何の問題もない。

そしてついに、Try Everythingの出番だ。モトヒロ氏はおもむろにセッティングを変え、例の「先にタオルを巻いた金属の棒」を持つ。


ここから先は私ひで氏は見ていない。いくら私が常人の倍ほどの視界があるとは言え、曲が始まってしまえば後ろに居るモトヒロ氏を見るのは不可能だ。耳の記憶だけが残る。

歌とギターから始まり、いよいよリズムが入ってきたとき、確かにビートは刻まれていた。
思ったより軽快に、そして一定のリズムで。

少なくとも見ていたお客さん達は、それがまさか今叩いているドラムの「足」だとは思っていないだろう、というだけの音は出ていた。

そしてすべてが終わった時、メンバー全員がモトヒロ氏の方を見た。

モトヒロ氏の息は完全にあがっており肩で息をしていた。
いつになく深刻な暗い目をして、左手で右手の手首をじっと握り、体を折り曲げ腕を抱え込むようにして下を向いていた。

い…

息切らしてめっちゃ手痛そうやん!!


と私ひで氏が言い終わる前に、やはり彼はこういったのだ。


「いや、大丈夫やったわー」


ライブ後、毎年恒例の私ひで氏宅でのバーベキューでもモトヒロ氏はほとんど肉を口にせず、口数も少なめだったのは間違いない。


<写真はその1時間前、鉄のスティックを完成させて満足げなモトヒロ氏です>



セットリスト
It's Not So Bad
Looking At You

Try Everything (from the movie "Zootopia")



Money - The Alan Smithy Band x 城領明子 セッション

2016年05月25日 | ライブレポート
フォトレポートに続いて、楽しすぎたこの4月29日のハウリンライブで城領明子さんとやったThe Beatlesカバーを公開しちゃいます。




ビートルズがお互い大好きということで私ひで氏が一方的に「じゃあMoneyでもやりますか」と言ってから当日まで特になんのアクションも起こさないという放置プレイにもかかわらず、しかと決めてくれる城領さんの雄姿が確認できます!

やー今見ても楽しそう!

ハウリンバー、ASB x 城領明子 with 北畑俊明 フォトレポート公開!

2016年05月23日 | ライブレポート
先日の熱い熱いライブの模様を激写してくれた我らがASBのカメラマン、Hidehiro Shirakashi氏より写真が届きました!ASBのHPにて公開しています。



厳選された?ユニフォームが並ぶハウリンバーのステージ。



最近は登場頻度が高いヨウジ氏の青いストラト。



ハウリンのステージはベース側が最もお客さんと近い。至近距離で黙々と演奏するヒゲ氏。



この日は新曲を公開したアランスミシーバンド。



もとひろ氏はこの日も激やせ効果からのシャープなドラムを響かせていた。





いつまでも聞いていたくなる城領さんの歌。
そして最後は一緒にビートルズセッション。最高だった。



まだまだたくさんの写真が公開されています。


こちらからどうぞ!

レインボーママン ミッション完了、そして奇跡の一枚。

2016年05月16日 | ライブレポート
先日土曜日のレインボーママン@けいはんな記念公園にお越しいただいたみなさん、お聞きいただいたたくさんのみなさん、本当にありがとうございました。

ひで氏です。

晴天も晴天、素晴らしい天候に恵まれたこの日は5月とは思えない陽気で最高のステージに。

実はこの日、モトヒロ氏は最近購入したドラムセットを持参、メンバーにも初お目見えだった。
ケースから出たドラムを見て私ひで氏はため息が出た。

日射しを反射するそのボディはとても美しく、メタリックな、それでいて上品な淡いピンクゴールドのような味わいのある色味だ。
今後は野外ライブやカフェなどのライブでこのドラムが登場するのだろう。みなさんもぜひご覧あれ。

そんなブランニュードラムによるリズムに乗せながら、気持ちの赴くままに曲を演奏したアランスミシーバンド。セットリストはたしかこんな感じだ。

1. Collegetown Bagels
2. Looking at You
3. The Driving Waltz
4. The Sound of Your Voice
5. Another Round
6. 蛍
7. It's Not So Bad
8. Get Back

嬉しいことに演奏後、PAクルーの方がCDを買って下さったり、

ブースで出店していたかたから「去年も聞いてて、今年も半分これ目当てで聴いてました」というようなコメントをもらったり、

パイレーツカヌーのフィドラーであるきゃなこ氏が聞きに来てくれていたり、

地元にほど近いということで私ひで氏の小学校の同級生が色々と来てくれていたり

さすがこういうイベントは色んな人とつながるなぁと実感した。

主催の方とも過去の開催を振り返り、雨の中やったり、命がけでスズメバチの巣の下でやったり…いろいろありましたねぇ~と笑った。本当に毎回違った個性のある、素晴らしい、そして意義深いチャリティイベントだと思う。

そんな中。。。惨事は起きた。

それは音出しよりも以前、セッティング中の出来事。

今からリハだ!と言わんばかりに近況を自撮りした私ひで氏の背後に写り込んだ衝撃の光景が、これだ。


よく背後を見て頂きたい。PAの方と、モトヒロ氏…

こ、これは完全に...



田植えだ。

ファッションのシンクロはもちろん、腰の折れ具合、そして良かれと思ってショートパンツを履いてきたモトヒロ氏が完全に「泥に入るためにひざまで裾をたくしあげた人」にしか見えない。

真剣に農作業をする二人をよそにベースを調整するヒゲ氏。なんという絵だ。


奇跡に乾杯!







Tedeschi Trucks Band 来日公演@オリックス劇場に行ってまいりました。

2016年04月04日 | ライブレポート
先日、以前から楽しみにしていたライブを見に行った。

ひで氏です。

3月31日、私がTHE WAREHOUSEメンバーである田中と向かったのはオリックス劇場。

この日はSusan Tedeschi率いるTedeschi Trucks Bandを見に行った。

私ひで氏がSusan Tedeschiに心奪われたのはこのアルバムからだ。



最初に聞いたときはボニーレイットがちょっと若くなった感じかなぁぐらいに思っていたのだが、ボニーレイットも歌っているAngel From Montgomeryという曲がこのアルバムのラストに入っていて、それを聞いた時に「うおおお!」と感動した。

その後ソロ名義からTedeschi Trucks Bandとなり、一度来日を見逃してから、2年前の尼崎での来日公演を見に行った。

これが衝撃的に素晴らしいライブだった。

12人という大所帯バンド、ドラムは二人も居るというのに、全く無駄がなく、すべての音が意味を持って聞こえてくる。
しかしただ12人がひたすら演奏し続けるのではなく、入れ替わり立ち代わり、曲によって誰かが抜けたりまた同じ曲の中で戻ってきたり、時にはスーザンがコーラス隊のステージ端に座って旦那であるデレク・トラックスの尋常でないギターソロをじっと見守ったりする。

そんなポジティブな記憶のおかげで今回2年ぶりの来日公演が決まった時は迷わず見に行くことにした。
田中も好きなのがわかっていたので、二人で見に行く。

会場のオリックス劇場はいわゆる以前の厚生年金会館大ホールだ。それこそ昔ボニーレイットをここに見に来た記憶があるが、
無茶苦茶キレイになっていて驚いた。しかしべらぼうに大きくもなく、大王丸のルイや難波の名店Phoe~beのマスターに会ったりした。

そしてライブは...相変わらず素晴らしかった。

素晴らしかったが、2年前のあの衝撃のライブより良かったかと問われれば、正直前のほうが私ひで氏的には良かった。
クオリティは申し分ないが、そもそもツアーの中心になっているアルバムのコンセプトの差かな、と思った。

逆に今回、2年前よりも際立ったのがSusan Tedeschiの歌の凄さだ。
終わってから田中と話していたのだが、圧巻すぎて「帰ったらちょっと真似して歌ってみよう」とか「あれはどうやっているのだろう」などと研究する色気を出す事すら許さない、信じ難いボーカルだった。

特にサラッと飛び出した、件のAngel From Montgomeryを聞いたときはもう全身鳥肌で、もう少しで卵を産みそうになったほどだ。
MCの時のか細い声とのギャップがまた…キュンとなるのだ笑。

今から次の公演が楽しみだ。
早くアルバムを出してまた来日して欲しい。素直にそう思える数少ないバンドの一つである。

余談だがこの日の公演、アナウンスで「本日の公演は静止画、動画の撮影はアリとなっています」と言ったのでびっくりした。
すごい時代だ。私ひで氏も少しだけ動画を撮ったが、ライブを見に行っている時に目の前の小さな画面を凝視してブレないように持つことに嫌気がさしてすぐやめた。同じ理由からか、最初はみんな結構撮っていたが、途中からほとんど撮っている人はいなかったように思う。面白いものだ。

圧倒はされつつもやはりこういうすべての経験がポジティブな影響を自分の音楽に与えていると私ひで氏は信じているので、ASBのライブにも必ず還元されるはずだ。

そんな気になるASBの次の目玉ライブはこちら!4月29日金曜祝日、
城領明子 with 北畑俊明 とのツーマンライブ!楽しみでしょうがない。

席に限りがあるのでお早目のご予約を!
ご予約はこちら


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2016.4.29.FRI
HOWLIN' BAR, OSAKA
城領明子 WITH 北畑俊明 X THE ALAN SMITHY BAND

OPEN 19:00 / START 20:00
Charge 2000 yen (1 Drink separate charge)
城領明子 with 北畑俊明 / The Alan Smithy Band

大阪塚本ハウリンバー
大阪市西淀川区柏里2-1-19 石川ビル2F 
TEL:06-4808-2212











十三クラブウォーター2016年事始めライブフォト公開

2016年01月18日 | ライブレポート
先日のASB2016年開幕戦@十三クラブウォーターでのライブ写真が公開されました。。

ひで氏です。

久しぶりに訪れた十三クラブウォーターはやはりディープすぎる街、十三にあった。

当たりまえなのだが、いざ足を踏み入れるとやはり他には絶対にない独自の空気が漂っている。

隣にはヨウジ氏がオクトパス・エイトと呼ぶ「たこ八」という店があり、まだ一度も足を踏み入れたことはなかったのだが、この日共演した大王丸のルイによるとかなりの名店とのことだ。今度行ってみよう。

僕の好きなドラマーと題されたこのライブではもとやん氏と大王丸の章二丸さんというドラマー二人をフューチャーし、アンコール二曲も合わせると、客観的に見ても相当に濃い、素晴らしいイベントとなった。

ごたごたと説明するよりも、写真を見て感じてもらうほうが良いと思うので

まずは写真の数々をご覧ください!

http://www.alansmithyband.com/photos.html


2016年1月9日(土)十三Club Water - SETLIST

1. Crush
2. Color of Mine
3. 蛍
4. The Driving Waltz
5. Another Round
6. If I Could Hate You
7. Going Up to Ohio
8. Counting Black Sheep
9. Jukebox
10. It's Not So Bad

※大王丸とのセッション
1. Come Together (大王丸+ASB)
2.Long Tall Sally (大王丸+ASB)



2015全ミッション終了!今年もありがとうございました!

2015年12月31日 | ライブレポート
29日のハードロックカフェにお越しいただいたみなさん、ありがとうございました!

なかなかド年末にライブをしないASBにとって、こういうザ・年末というライブは本当に想い出に残る素晴らしいライブになりました。



ひで氏です。

ステージから見る光景はまさに自分がこの話を思いついた時のシーンそのもので、かなり感動的だった。


2ステージの間に色んな人と話をしてうれしかったのは、年末ということで忘年会をしようといいつつできなかった仲間や友人と会ういいきっかけになった、というものでした。だからちょうどよかった、と。


こういう特別なライブの時によく思うのだが、おそらく見に来てくれているお客さんにとっては楽しみにASBを見に来てくれているのだろう。しかしこちらからすると普段ASBを全力でサポートしていくれるファンの皆さん、そして色んな縁がつながって知り合うことができた人々、バンド関係者、カメラマン、ミュージシャン仲間などなど、もうまさに「歳末オールスター勢揃い」的な光景なのである。


ライブハウスと違うのは、目の前に広がる光景がしっかりとしたダイニングシチュエーションであることだ。豪華な内装と洗練された空間、そして食事をしながら見るお客さんの楽し気な表情は思わずこちらも笑顔になってしまう。


もちろんライブハウスでの演出というのは全く違うものがあるので、今後もどんどんやっていく気満々だが、定期的にこういうHRCのようなダイナーでライブを楽しんでもらう歓びを味わってもらいたいなあと思う。


私ひで氏はこの日の午後早くに、たまたま立ち寄った古着屋でHard Rock Cafeギリシャアテネ店のTシャツを発見し、これは神のお告げだと即購入しこの日の第1ステージに臨んだ。写真がないのが残念だが。


ヒゲ氏は最近公開されたスターウォーズのTシャツを、そしてヨウジ氏は普段といい意味で変わらないシャツで登場。モトヒロ氏もYシャツを着ていたが、全員がステージに上がってもうまさに始まろうかというときにわざわざ前に出てきてシャツを脱ぐべきかどうか聞いてきたと言い、殺意を抱いたとコメントしていた。


今回もHRCでのライブということでカバーを強く意識、全16曲のうち5曲のカバーを投入。


もはや鉄板レパートリーとなったTime After TimeやアンコールでのGet Back、そしてPoliceやMaroon5、The Beatlesなど自分たちでも冒険含むいろんな曲を披露したことは大きな経験になった。


2nd Stage終了後、オフィシャルな終了アナウンスが流れたもののアンコールの手拍子がなり続き、予想していなかったアンコールのステージに。
最後はGet Backで今年のファイナルを飾った。いや、本当に楽しかった。


夜ご飯を食べるのも忘れていた私ひで氏はじめバンドメンバーはみな23時頃に思い切り極上バーガーにかぶりつき今年最後のミッション完了を乾杯したのである。



みなさま、良いお年をお迎えください!
2016年は1月9日土、十三Club Waterでお会いしましょう!


Photos by Hidehiro Shirakashi

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2015 ASB Final @ Hard Rock Cafe Osaka

1st Stage
1. Collegetown Bagels
2. Going up to Ohio
3. Looking At You
4. Time After Time (Cover)
5. 蛍
6. This Love (Cover)
7. Another Round

2nd Stage
8. Come Together (Cover)
9.Counting Black Sheep
10. The Driving Waltz
11. Every Breath You Take (Cover)
12. It's Not So Bad
13. The Sound of Your Voice
14. If I Could Hate You
15. Jukebox
Encore
16. Get Back (Cover)




THE WAREHOUSE ソムリエミッション完了!

2015年12月07日 | ライブレポート
先日土曜日のソムリエ25周年記念 THE WAREHOUSEライブにお越しくださった皆さん、ありがとうございました。



ひで氏です。

私ひで氏はピアノを弾けないので、THE WAREHOUSEをやるまでピアノの知識がほとんどといっていいほどなかった。
そのため、ピアノがあるとだけ思って行った会場のピアノの鍵盤数が足りなかった、などということもやったし、私ひで氏が預かっていた電子ピアノのペダルを持ってくるのを忘れた、なんていうこともあった。

そしてこのユニットを始めてから知ったもう一つのピアノにまつわる問題、それはペダルの安定である。
電子ピアノのペダルというのは本当に線を挿してペダル本体を地面に置く、というだけのもので、おそろしく適当な感じだ。
床の材質にもよるが固定しなければプレイヤが踏んでいるうちにずれてしまう。

当初はガムテープなどで固定していたが、それでもずれたりしていた。
しかしある時発見したのである。100均で買える品で解決するということを。

その品物がこれだ。



すべり止めマット。

ゴムで、なおかつ自由なサイズにカットできるので、ちょうどペダルの底面と同じ大きさにカットすれば全く目立たないし、なんといっても驚くべきはその抜群の安定感だ。超頑固なおじいさんのようにテコでも動かない。なんせ底面に敷くため、踏み込めば踏み込むほど地面とラバーが戦い、全くずれないのだ。

しかし問題はそこではなかった。THE WAREHOUSEの練習、そしてライブのたびに私ひで氏はこのすべり止めを持ってくるのを忘れ、毎回100均にかけこんでは新たに買い足すのだ。そんな都合よく切れ端が売っているわけではないので、家にどんどんすべり止めロールがたまっていくという次第だ。

そんなすべり止めに今回も助けられながら、もうかなりの回数をこなしてきているTHE WAREHOUSEライブを行った。

ステージ前、まかないをいただきながら二人でセットリストを考えていたのだが、本番では打ち合わせで入れなかった曲を私ひで氏が田中氏の耳元でささやきねじ込むといった場面も2回ほど。

なぜか。

単純に気持ちよかったからである。

結果的にかなりの曲数を歌ったが、相変わらず曲が終わるたびに二人から、そしてお客さんからも漏れる溜息。なんていい歌なのだ、という溜息だ。ありがたく歌わせてもらっている、という気持ちに包まれる。

今回も気が付けば20曲以上、最後までお付き合いいただいたみなさん、ありがとうございました!
そしてショットバーソムリエ、25周年おめでとうございます!

と、ここでセットリストを書く段になって「曲数が多すぎて覚えられないから書いた紙の写真を撮っておこう」と撮った写真の向きを変えようと電話でいじっていたら変な向きのままさらに拡大され保存されてしまい元に戻らなくなったため、セットリストは迷宮入り。

その写真を載せようと思う。







HRCミッション完了そして街はハロウィン

2015年10月29日 | ライブレポート
久しぶりのハードロックカフェでのライブ、無事ミッション完了しました。

HRCはやはり素晴らしいライブバーであり、ダイナーだ。
店内に時折流れる「This is Hard Rock」というプロモーションビデオ的な映像があるのだが、それを見るととてもリゾート感が出てそこが大阪のビジネス街であることを忘れる。

ファンの方が撮ってくれた写真でその雰囲気を少しでもお伝えします。










今回は3人編成、いつもとはまた違った感覚が手ごたえとして残ったが、
次はぜひ4人でまたここに戻ってきたいと思う。

Stage 1
1. Another Round
2.Looking At You
3.Time After Time
4.Manic Monday
5.The Sound of Your Voice


Stage 2
6. Collegetown Bagels
7. 蛍
8. Time After Time
9. Every Breath You Take
10. The Driving Waltz
11. Taxiway Lights

Encore
12. Another Round


さて、ブログ更新が滞るうちに、世の中はハロウィンに。

ハロウィン熱が年々高まっている。ニュースでは「仮装が先行して、日本ではハロウィンの意味を勘違いしている」みたいなことを言っているのをみたが、本家であるアメリカこそが仮装が先行しまくっているように思う。

自分の若い頃に全くなかったわけではないが今の若い人の間では少なくとも「今年仮装するかどうか」ぐらいのチョイスは迫られる瞬間があるのだろう。そんなとき、仮装に全く興味がないけど流れで仮装しなくてはならない、というような人がいたらさぞかし辛いだろうなぁと思う。

おせっかいにもそんな時はどうすればいいのかを考えてみる。

やはり一番の近道は「自分に似ている人間に仮装すること」だろう。

バンドで考えてみる。

モトヒロ氏はもう考える必要もない。以前から私ひで氏が言っているように元GenesisのドラマーPhil Collinsで決まりだ。
ドラマー同士だし、全くなんの問題もない。スネアを担いでおけば、もう完成だ。



ヒゲ氏はどうだろう、ヒゲへのノスタルジーも含め、リンカーンあたりがいいのではないか。
もしくはイエスキリストもいいかもしれない。激しくベースを弾くリンカーン。。。悪くない。



自分はどうか。
普段からそんなにいろんな人に似てるとは言われないのだが、最近の人で強いて言うならMr.ビーンか市川海老蔵だ。
市川海老蔵は多少ダーティなイメージがあるとは言え少々厚かましい気がするのでビーンで。。。


イヤだ。。。

そして一番難しいのがヨウジ氏だ。

もはや、ヨウジ氏はヨウジ氏でしかないような気がする。
つまりノー仮装で「自分自身に仮装した」という。何かそれで充分成り立つような気がするし、なんとなくそれもヨウジ氏らしいような気がする。


おそるべしヨウジ氏!

という感想だけが残った、ハロウィン直前の夜。