新譜「Overtime Sessions」、聴いてくれた人からは今のところとてもポジティブなコメントをいただいている。
ありがたいことです。
ひで氏です。
2曲目に収録されているのは Backstage Passという曲だ。
実はこの曲を書いたのは10年も前になる。
なぜそれがすぐにわかるかというと、この曲は東日本大震災がきっかけで書いた曲だからだ。
このことは今まで言ったことも書いたこともない。
なぜ今まで言わなかったのかというと、自分でもよくわからない。
当時、実際に被災された人々のことを考えると、間近で体験したわけでもない自分がそのことがきっかけで何かを作ったとか、
そんなことを言うのがあまりにおこがましい気がしたのではないだろうか。
震災の影響は今も終わっていない。行方不明の方も、避難生活をされている人もまだたくさんいる。
もう10年かとも思うし、まだ10年かとも思う。
ただ、あの未曽有の大災害がきっかけである曲を書いた、という事実を言えるようになるだけの時間は経ったのかなと思う。
「おじいちゃんがおばけになったわけ」
という絵本をご存じだろうか。
死んだはずのおじいちゃんが毎晩孫のエリックのもとに忘れ物を探しにやってくる。おじいちゃんに会えてうれしいエリックは一緒になって探し物をする。果たしておじいちゃんの忘れ物とは…
という話だが、思い出しただけで涙ぐんでしまう話だ。
我々の世代になると、もう会えなくなってしまった大切な人が必ず存在する。
時折スイッチが入ったように無性に会いたくなるのは、見えないところで何らかの道が通じる瞬間が定期的に来るからだと思っている。
それは普段は見えない、裏のドアが開く瞬間なのかもしれない。
言い換えれば日常の表舞台側からは決して見えない、いわば舞台裏へと続く細く長い道。
月夜の光が足元を照らす時、あなたに会えるような気がする瞬間がある。
Backstage Pass
Words and Music: Hideyuki Kashimoto
I thought you were in the light
in the light of reverence
Maybe I was not as right
as I thought I would be
Stand on the hillside
staring at the stars
wonder if I find the one you look at
I need a backstage pass
the pass to be right beside you
the moon will shine down the path
so I won’t get lost
There must be a reason why
why I feel this endless pain
I hold you a little tight
tight enough to whisper in your ears
Just in case you don’t hear it right
I can say that again
But I realize you’re out of my arms
I need a backstage pass
the pass to be right beside you
The moon will shine down the path
so I won’t get lost
I need a backstage pass
the pass to be right beside you
The moon will shine down the path
so I won’t get lost
God, if only I could be there
I need a backstage pass
僕にとって
君は畏敬の光の中にいた
きっと自分で思うほど
僕は正しくなかったのかも
丘の上に立って
星を見る
君が見ているのと同じのを
見れているだろうかと案じながら
バックステージパスが必要なんだ
君のそばにいるためのパスが
月が 迷わないようにと
夜道を照らしてくれる
永遠に続くような痛みを
感じる理由があるはずだ
君を強く抱きしめる
囁けるほど近くに
聴こえなかったのなら
もう一度言おう
でも 気づいた時には
君は僕の腕から離れていた
バックステージパスが欲しい
あなたのそばにいるためのパスが
月が 迷わないようにと
夜道を照らしてくれる
バックステージパスが欲しい
あなたのそばにいるためのパスが
月が 迷わないようにと
夜道を照らしてくれる
そこに行けさえすれば
バックステージパスが必要なんだ
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Overtime Sessions / The Alan Smithy Band (2021 / 全8曲)
コロナ自粛期間中に遠隔録音された「You've Got a Way」をはじめとする、あのASBの名曲のアコースティック版の数々やアルバム未収録曲をまとめた彼らの「時間外」セッション、Overtime Sessionsが配信リリースされました!
The Alan Smithy Band / Overtime Sessions(全8曲)
ありがたいことです。
ひで氏です。
2曲目に収録されているのは Backstage Passという曲だ。
実はこの曲を書いたのは10年も前になる。
なぜそれがすぐにわかるかというと、この曲は東日本大震災がきっかけで書いた曲だからだ。
このことは今まで言ったことも書いたこともない。
なぜ今まで言わなかったのかというと、自分でもよくわからない。
当時、実際に被災された人々のことを考えると、間近で体験したわけでもない自分がそのことがきっかけで何かを作ったとか、
そんなことを言うのがあまりにおこがましい気がしたのではないだろうか。
震災の影響は今も終わっていない。行方不明の方も、避難生活をされている人もまだたくさんいる。
もう10年かとも思うし、まだ10年かとも思う。
ただ、あの未曽有の大災害がきっかけである曲を書いた、という事実を言えるようになるだけの時間は経ったのかなと思う。
「おじいちゃんがおばけになったわけ」
という絵本をご存じだろうか。
死んだはずのおじいちゃんが毎晩孫のエリックのもとに忘れ物を探しにやってくる。おじいちゃんに会えてうれしいエリックは一緒になって探し物をする。果たしておじいちゃんの忘れ物とは…
という話だが、思い出しただけで涙ぐんでしまう話だ。
我々の世代になると、もう会えなくなってしまった大切な人が必ず存在する。
時折スイッチが入ったように無性に会いたくなるのは、見えないところで何らかの道が通じる瞬間が定期的に来るからだと思っている。
それは普段は見えない、裏のドアが開く瞬間なのかもしれない。
言い換えれば日常の表舞台側からは決して見えない、いわば舞台裏へと続く細く長い道。
月夜の光が足元を照らす時、あなたに会えるような気がする瞬間がある。
Backstage Pass
Words and Music: Hideyuki Kashimoto
I thought you were in the light
in the light of reverence
Maybe I was not as right
as I thought I would be
Stand on the hillside
staring at the stars
wonder if I find the one you look at
I need a backstage pass
the pass to be right beside you
the moon will shine down the path
so I won’t get lost
There must be a reason why
why I feel this endless pain
I hold you a little tight
tight enough to whisper in your ears
Just in case you don’t hear it right
I can say that again
But I realize you’re out of my arms
I need a backstage pass
the pass to be right beside you
The moon will shine down the path
so I won’t get lost
I need a backstage pass
the pass to be right beside you
The moon will shine down the path
so I won’t get lost
God, if only I could be there
I need a backstage pass
僕にとって
君は畏敬の光の中にいた
きっと自分で思うほど
僕は正しくなかったのかも
丘の上に立って
星を見る
君が見ているのと同じのを
見れているだろうかと案じながら
バックステージパスが必要なんだ
君のそばにいるためのパスが
月が 迷わないようにと
夜道を照らしてくれる
永遠に続くような痛みを
感じる理由があるはずだ
君を強く抱きしめる
囁けるほど近くに
聴こえなかったのなら
もう一度言おう
でも 気づいた時には
君は僕の腕から離れていた
バックステージパスが欲しい
あなたのそばにいるためのパスが
月が 迷わないようにと
夜道を照らしてくれる
バックステージパスが欲しい
あなたのそばにいるためのパスが
月が 迷わないようにと
夜道を照らしてくれる
そこに行けさえすれば
バックステージパスが必要なんだ
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Overtime Sessions / The Alan Smithy Band (2021 / 全8曲)
コロナ自粛期間中に遠隔録音された「You've Got a Way」をはじめとする、あのASBの名曲のアコースティック版の数々やアルバム未収録曲をまとめた彼らの「時間外」セッション、Overtime Sessionsが配信リリースされました!
The Alan Smithy Band / Overtime Sessions(全8曲)
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