「いてやるかな~」
「大丈夫、多分居るって」
駅に向かって歩いている途中、背後から声がした。
慌てて走る女性二人の会話だった。
念のため、「いてやるかな」というのは関西の言葉で子供や、愛らしいものに対して「居るかな」と問う表現だ。
駅で待ち合わせでもしているのだろう、
追い越していった二人の女性は高校生だろうか、しかし異様に体格の良い二人でキャッキャいいながら走っていく。
ところが、二人は駅の構内に入る遥か手前、今私が歩いているほんのちょっと先で止まった。ショーウィンドウつきのケーキ屋だ。
今度は自分がすぐに追いつき通り越す。思わず聞き耳を立てた。
「あれ~!さっきまでいてやったのに。。。」
「売れたんやわきっと。。。!」
店で大人気(らしい)のロールケーキに対しての言葉だった。
画期的な使い方だと思った。
「大丈夫、多分居るって」
駅に向かって歩いている途中、背後から声がした。
慌てて走る女性二人の会話だった。
念のため、「いてやるかな」というのは関西の言葉で子供や、愛らしいものに対して「居るかな」と問う表現だ。
駅で待ち合わせでもしているのだろう、
追い越していった二人の女性は高校生だろうか、しかし異様に体格の良い二人でキャッキャいいながら走っていく。
ところが、二人は駅の構内に入る遥か手前、今私が歩いているほんのちょっと先で止まった。ショーウィンドウつきのケーキ屋だ。
今度は自分がすぐに追いつき通り越す。思わず聞き耳を立てた。
「あれ~!さっきまでいてやったのに。。。」
「売れたんやわきっと。。。!」
店で大人気(らしい)のロールケーキに対しての言葉だった。
画期的な使い方だと思った。
え!三重弁って「ある」を「いる」と言うの?
これを聞いたとき、全ての「ある」を「いる」に読み替えると非常に詩的な表現になる、と一人で感心してしまった。