懺悔のトイレ

前々回のブログを書いた後でタイムリーな記事を読んだ。

まず、その中で書かれていた前提にびっくり。
「最近は、便座に座って小を足す男性も増えていますが。。。」という下り。
以前よりうわさには聞いていたが、もうこうして普通に認知されるほど競技人口（？）が増えているのか。。。！

記事は、便座に座るのは面倒だから、これを使えばだいぶ楽！という商品の紹介記事。なんと便座の前に背の低い台を置いて、そこにひざまずいて用を足す、というものだ。

まるで懺悔ではないか。
トイレという個室でこんな格好をさせられたら、どんな男でもごめんなさいごめんなさいと泣きながらおしっこしてしまうだろう。

しかも、人間の習慣というのは怖いのだ。こんな格好での小に慣れてしまったら、
家以外のトイレで用が足せなくなる人も出てくるだろう。

中学校の頃、友人のHが真顔で尋ねてきたことがある。
「なあ、あの洋式のトイレって、どうやってするんや？」

彼の説明を聞いて愕然とした。彼は「洋式便器の上に」和式スタイルでまたがって用を足していたのだ。彼の家は代々受け継がれる旅館で、洋式トイレに対する知識がないまま育てられたのち学校社会に放り込まれ突然洋式便器と対峙し、自分で解決方法を見つけるしかなかったのだ。しばらくはそれで問題なくやっていたが、年を重ねるうちに自分でもその体勢の不自然さに気付き始め、不安になったということだった。

僕の説明により正しい姿勢を学んだあとも、それを修正するのに数年を要したという。

手遅れになるまえに。。。メーカーは懺悔せよ！