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自転車に乗り始めた。
季節的に暖かくなってきたことがひとつ、しかし何よりきっかけは先日のワンマンライブ前、
普通に歩いていてバランスを崩しよろめくという情けなすぎる事案が発生したのだ。それも二回。
そのうちの一度は酔っぱらっていたとはいえ、相当な自己嫌悪に陥った。
こういう危機感は良いモチベーションになる。
早速翌日自転車にまたがり近くの自然豊かな池のほとりへ。
自分にとって自転車は習慣にするのに少し時間がかかる。
とにかく中毒にするのだ。そのためには、目的地がとても心地よい場所である必要がある。
自然溢れる場所で朝の空気をたっぷり吸うのだ。
その前に、私ひで氏の自転車そのものに触れておこう。
前にも書いたことはあるが、私ひで氏の自転車は相当に古い。
中学の頃、友人の父親にパーツから組んでもらったものだ。もう30年近くになる。
自転車は今やとてもファンシーな趣味として世の中に定着している。走っているバイクを見ても、
フレームも何やら軽そうだしとてもスタイリッシュだ。
そんな中、完全に異彩を放つ私ひで氏の自転車。
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中学生の頃、ピンクの自転車が出来上がってきたときには驚いたが、すっかり慣れこれ以外考えられないほどの相棒である。
そしてもちろん変速機がついているのだが、諸君は現代の自転車がハンドルのところで変速を切り替えられるのをご存じだろうか。
私はつい最近をそれを知り、「なんて便利なんだ。。。それじゃあ変速する時にハンドルから手を離さないでいいではないか。。。!」と衝撃を受けた。なんせ私はフレーム中腹にシフトレバーがついているスタイルである。
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そして足元。自転車はペダルを漕ぐので漕ぐ力を逃がしてはならない。
だから私はこのトゥクリップを使っている。
これも、後年、特殊な靴を掃くとペダルにカチッとハマる靴が一般化したことを知った。そんなのプロだけが履くものだと思っていた。
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ボトルケージ(ドリンクホルダー)もこれ以上ないぐらいシンプルなものを好んで使っている。
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ご参考まで、現代のボトルケージはこんな感じだ。なんとコレ、1万円以上する。私ひで氏には自分の太い針金で充分だ。
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ちなみにフレームにある「Sannow」というのはかつて存在した山王スポーツという会社のものらしいが、今はもう無いらしい。
さてこんなレトロな自転車に乗って走りつつ、途中数人の最新鋭ライダーたちとすれ違ったりしながら山へ。
ところで自転車乗りというのはすれ違いざまほぼ100%の確率で軽く会釈をする。これが結構好きだ。
心臓破りの坂を超え目的の池のほとりへ。
朝の張りつめた空気、とても心地よい。
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自然と一体になるって、素晴らしい。。。
と、ふと手がムズムズするので見ると、
手の甲に極小の尺取虫がうごめいていた。
「ギャッ!」と思わずものすごい速さで振り落した。
どこかへ行ってしまった尺取虫。
ここで先日歩いていてバランスを崩した自分への戒めの気持ちが甦ってきた。
俺はなんと小さい男なのだ。。。あんなイノセント丸出しの尺取虫を地面に放り出して何が自然との調和だ。。。
猛省しなければならない。
そう自分に叱咤しながら、帰路についた。行きに心拍数マックスまで苦しめられたこのルート、つまり帰り道は打って変わって急勾配の下り坂となる。
そうだ、明日も明後日も俺は。。。自転車に乗ろう。
そして自然を尊び、生きとし生けるものすべてと共に生きるのだ!ああ!
次の瞬間、ブンッという音を出しながら何か小さいものが正面から高速で飛んできて、開いていた私ひで氏の口の中に飛び込んだ!
インパクトの瞬間、何か羽根のようなものが見えた気がする。
その巨大な目でこれまで数々の微小生物を取り込んできた私ひで氏だが、
自分も時速50キロを超えようかというスピードで、同じように猛烈なスピードで飛んで来た何かを口に含むなどということは完全に想定外であった。
確認することもなくすかさずブパッと吐き出し、叫んだ!
「な、何が自然じゃぁッ!」
季節的に暖かくなってきたことがひとつ、しかし何よりきっかけは先日のワンマンライブ前、
普通に歩いていてバランスを崩しよろめくという情けなすぎる事案が発生したのだ。それも二回。
そのうちの一度は酔っぱらっていたとはいえ、相当な自己嫌悪に陥った。
こういう危機感は良いモチベーションになる。
早速翌日自転車にまたがり近くの自然豊かな池のほとりへ。
自分にとって自転車は習慣にするのに少し時間がかかる。
とにかく中毒にするのだ。そのためには、目的地がとても心地よい場所である必要がある。
自然溢れる場所で朝の空気をたっぷり吸うのだ。
その前に、私ひで氏の自転車そのものに触れておこう。
前にも書いたことはあるが、私ひで氏の自転車は相当に古い。
中学の頃、友人の父親にパーツから組んでもらったものだ。もう30年近くになる。
自転車は今やとてもファンシーな趣味として世の中に定着している。走っているバイクを見ても、
フレームも何やら軽そうだしとてもスタイリッシュだ。
そんな中、完全に異彩を放つ私ひで氏の自転車。
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中学生の頃、ピンクの自転車が出来上がってきたときには驚いたが、すっかり慣れこれ以外考えられないほどの相棒である。
そしてもちろん変速機がついているのだが、諸君は現代の自転車がハンドルのところで変速を切り替えられるのをご存じだろうか。
私はつい最近をそれを知り、「なんて便利なんだ。。。それじゃあ変速する時にハンドルから手を離さないでいいではないか。。。!」と衝撃を受けた。なんせ私はフレーム中腹にシフトレバーがついているスタイルである。
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そして足元。自転車はペダルを漕ぐので漕ぐ力を逃がしてはならない。
だから私はこのトゥクリップを使っている。
これも、後年、特殊な靴を掃くとペダルにカチッとハマる靴が一般化したことを知った。そんなのプロだけが履くものだと思っていた。
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ボトルケージ(ドリンクホルダー)もこれ以上ないぐらいシンプルなものを好んで使っている。
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ご参考まで、現代のボトルケージはこんな感じだ。なんとコレ、1万円以上する。私ひで氏には自分の太い針金で充分だ。
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ちなみにフレームにある「Sannow」というのはかつて存在した山王スポーツという会社のものらしいが、今はもう無いらしい。
さてこんなレトロな自転車に乗って走りつつ、途中数人の最新鋭ライダーたちとすれ違ったりしながら山へ。
ところで自転車乗りというのはすれ違いざまほぼ100%の確率で軽く会釈をする。これが結構好きだ。
心臓破りの坂を超え目的の池のほとりへ。
朝の張りつめた空気、とても心地よい。
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自然と一体になるって、素晴らしい。。。
と、ふと手がムズムズするので見ると、
手の甲に極小の尺取虫がうごめいていた。
「ギャッ!」と思わずものすごい速さで振り落した。
どこかへ行ってしまった尺取虫。
ここで先日歩いていてバランスを崩した自分への戒めの気持ちが甦ってきた。
俺はなんと小さい男なのだ。。。あんなイノセント丸出しの尺取虫を地面に放り出して何が自然との調和だ。。。
猛省しなければならない。
そう自分に叱咤しながら、帰路についた。行きに心拍数マックスまで苦しめられたこのルート、つまり帰り道は打って変わって急勾配の下り坂となる。
そうだ、明日も明後日も俺は。。。自転車に乗ろう。
そして自然を尊び、生きとし生けるものすべてと共に生きるのだ!ああ!
次の瞬間、ブンッという音を出しながら何か小さいものが正面から高速で飛んできて、開いていた私ひで氏の口の中に飛び込んだ!
インパクトの瞬間、何か羽根のようなものが見えた気がする。
その巨大な目でこれまで数々の微小生物を取り込んできた私ひで氏だが、
自分も時速50キロを超えようかというスピードで、同じように猛烈なスピードで飛んで来た何かを口に含むなどということは完全に想定外であった。
確認することもなくすかさずブパッと吐き出し、叫んだ!
「な、何が自然じゃぁッ!」
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