The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

The School of Swampman その2:沼の男

2019年06月03日 | ASB活動日誌
620日(木)の樫本英之 ソロイベント「The School of Swampman
 
この謎のタイトルは、前回のブログで書いたように共演するSUNADA氏が提案してきてくれたものだ。
 
Swampman=沼男
 
何とも泥臭い、ダークサイドな匂いのプンプンする語感なのに、
学校という現世感丸出しのキャッチ―なワードと一緒になっている。
 
なんだこのアンバランスさは。
SUNADA氏からの情報によると、このSwampmanというのはある有名な哲学だそうで、私ひで氏も早速調べてみた。
 
「沼で雷に打たれて死んだ男と入れ替わるように、その落雷で沼から生まれた男(Swamp Man)。「見た目」も「心」も死んだ男と全く同じこのもう一人の男は果たして同じ人間だと考えられるのだろうか」
 
いや、雷に打たれて死んだのだから、Swampmanは別人だろう、とまず思った。
 
しかし詳しく読むと、Swampmanは死んだ男と細胞レベルまで死んだ男と全く同じで、そのまま家に帰って家族と話をしたり、あまつさえ死んだ男が読んでいた本の続きを読んで眠るのだという。
 
それならば同じ人間ということではないのか。
 
とも思う。いや、どっちだ。
 
なるほど、だから哲学のテーマになっているのか。
 
私ひで氏はこの話を聞いて真っ先に思い出した映画がある。
 
ジャック・サマースビー(1993
 
 
南北戦争に出征していたジャックは何年振りかに村に帰ってくる。死んだと思っていた村人は驚き、特に妻は誰よりも驚く。戦争に行く前は無愛想な男で通っていたジャックが、帰郷後、別人のように良い人になっている。いったいジャックは本物なのか、偽物なのか
 
という映画である。
 
この映画の全体に流れるほの暗いミステリアスな雰囲気がまさに今回のSchool of Swampman (SSM)にぴったりだ。
 
そして今回のイベントにこのことを照らし合わせてみる。
 
我々3人とも、OHIO101、サンタラ、The Alan Smithy Bandというそれぞれのバンドを抱えている。
今回ソロアクトとして演奏する3名のアーティストは、ある意味別の人間ともいえるのではないか。
 
そんな想像ができる。
 
そしてなぜ学校なのか。
 
これは、おそらくこの3人が一度に会する場所、コモンカフェのことを学校のように見立てたのではないだろうか。
 
 
こういう事はあまり細かく分析するのも野暮だし、直感的に感じたままでいいと思う。
私ひで氏は、とにかくこのタイトルがとてもミステリアスで好きだ。
 
そう思うと、人は皆多面的な生き物ではないかと思う。
演奏活動をしていたら分かりやすいかもしれないが、そうでない人にも多かれ少なかれこのSwampmanの話を身近に感じる事はできるのではないだろうか。
 
皆さんには、Swampmanと呼べるもう一人の自分がいますか。
 
20日に話ましょう。
 
 
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620() 中崎町コモンカフェ(ひで氏ソロライブ)
出演:鈴木純也 from OHIO101, うつみようこGROUP, SPIKYPOP/ SUNADA (from SANTARA) / 樫本英之(from ASB
OPEN: 19:00 / START: 19:30
Charge: adv 2500 yen / Door 2800 yen (+1D 500 yen)
 
中崎町コモンカフェ
530-0015 大阪府大阪市北区中崎西1丁目1 吉村ビル B1F
TEL:06-6371-1800
 
 
 
 
 
 
 

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