…夏が来た。
この「情熱の国スペインw」にも。
この国の人はバケーションには借金してでも行く。仕事がなくても行く。
そういうことになってるんだ。何が悪い?
ということで、各地観光地は客で溢れかえり、特に海辺のレストランバルは
一番の稼ぎ時、ディスコクラブには何か知らんけど浮かれきった老若男女に沸く。
そこで、いやどこにいっても、似たような音楽が垂れ流しされる。
「憶えやすいリズム、繰り返しの多い歌詞」
「すぐに踊れるステップダンス」
「夏が終わるまで脳内リピートが半端なく、狂いそうになる」
…私が憎んで“夏のアホ歌”と呼ぶ、期間限定サマーソングだ。
いろんな諸説があるが、私はそもそもこの夏のアホ歌を始めた諸悪の根源は
ジョージ・ダン氏にあると見る。(どうでもいいが彼のHP。開けるといきなり音楽始まるので注意)
もともとフランス出身の彼が最初にヒットを飛ばしたのは1969年。
その頃より、なんとすでに70を過ぎた今でも、コンスタントに夏歌を出すことを
ライフワークにするという、恐ろしいことをしているのだ。
彼の代表曲「ラ・バルバコア」(バーベキューの意)
ね?私の言うことがわかるでしょ?すでにあなたはPC前で“らっばーるばこあっ!”と口ずさんでるはず。
実際スペイン人がバーベキューをする際、まったく無意識に口を突いて出る歌なのだ。
他にキング・アフリカとかいう、実際はアルゼンチン出身の夏のアホ歌歌手もいた。
これは90年代随分流行った。
出だしの「ぼ~んばぁ!」てのを不意に意味なく叫ぶ、というのが夏の定番だった。
個人的にキレまくった夏だった(遠い目)。
…といいながらも、これらのサマーソングのメガヒットは、すでに衰退の途にあるという。
音楽を聞くスタイルが変わり、この系の曲専門にやってたプロダクションの消滅、など理由はあるが。
(アホ歌といえども、短期間にブレイクを起こすのは超難技、もう宝くじ的なもんらしい)
だが!!
しぶとく消えてないのだよ、夏アホ歌は。
存在自体をパロディ化し、フリーク風味を加えて残ってる…いや結構流行るんだこれが(涙)。
以下2つ2016年、今年のヤツを貼っとく。
これはなんとなく許せる。サマーソングとして歌う“夏のあるある”コメディ曲ということで。
何なのこの視聴後のムカムカ感w。
そもそもこの歌ってるレティシア・サバテルがだめでしょ?
昔から子供向けTV番組の司会者とかやってたの憶えてるけど、当時からその怖そうなビジュアルで、
でも本人の“私いけてる”感満載で、よくやってけるなと思ってたが、ここに来てこの始末かい?!
夏の短期留学で来た学生が、渡航して最初に聴く曲がこれでないことを切に願う。
いやまじで。
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