途中の電車の中で少し話をしたところ、少しだけ落ち着いていたんだけど、やっぱり彼女の訴えは変わらず。。。
事務所に到着して、N氏ともう１人女性スタッフと私達の４人で話し合いが始まった。
この件は、既に本国の事務所＆両親も知っている。
Ｎ氏は、最初当たり障りのない話から始める。
注意深く話を進め、いよいよ本題へ。
私は、ずっと話を横で聞いていた。
彼女は、女性スタッフのアドバイスを拒否。
ちょっと的が外れ気味だったのもあるけど。。。
う～ん～～～難しい。。。。。頑として最後の主張を譲らない彼女に、あぁ～～話は決裂か。。。。と思いながら聞いていたんだけど、とにかく日本が大好き、最後まで頑張りたいということを話していた彼女。
感情が高まったのか、自分の思いを理解してもらえないと思ったのか、涙がこぼれる。
「今日は、泣かないで思いを伝えよう！」と電車の中で約束したのに、堪え切れなかったのね。。。
私は涙を拭いてやりながら（鼻水も）、気持ちを落ち着けるため背中をとんとんと叩いた。
最後は私。。。。黙っていられず「学校は二の次でいいよ！学校以外の楽しいことを一緒に探そうよ！」と、ぶっちゃけ作戦へ。
実は、私。。。落としどころをここに定めていた
それまでは彼女の気持ちの中で、学校の比重がとっても高くなっていたので、この際その気持ちを他に向けてみようと思った。
「一緒にやってみようよ。」
「あなたなら、必ず出来るんじゃないかなぁ～と思うよ。自信持って！」と彼女に言ってみる。
そして彼女は、黙ってうなづいた。でも、目からは大粒の涙が～～～こっちも一緒に泣きそうになったよ～～～
うん！うん！辛いよね。。。。まだ１７歳、異国で頑張っているんだもんね！わかる！わかるよ～
結局、２時間ほど話してようやく彼女から「頑張ってみる」という自発的な言葉を聞けたので、ひとまずこのまま様子を見てみようということに。
Ｎ氏いわく、２時間前の事務所に来たときと、今は表情が全く違うって。
事務所を後にして、近くにスタバでお茶することに。
そこで私は、ちょっとこの件で気分を害してしまったホストマザーに、手紙を書いてみたら？と提案。
そしてスタバでお手紙
書くことに。初めて彼女の書く日本語を見たんだけど、ビックリよ～
だって、漢字もちゃんと書けるし、文章も完璧
。これを４年間かけて、ほぼ独学でマスターしたほど日本が大好きな彼女。
心配かけたことへの謝罪と、これから頑張るということなどを書き綴り、最後に「お母さん大好きです」で締めくくり。
私が、この手紙を貰ったら絶対泣くね
手紙を書いた後、銀座駅で乗り換えようと思ったんだけど、突然思いついて「ねぇ～銀座でウィンドーショッピングしようよ！」と途中下車。
彼女は、初めて見る銀座の街並みに目を輝かせながら、写真を撮っていた。
シャネル、エルメス、ディオールなどなど彼女の国のブランドショップを見て「わぁ～ここにもある～高いんだよね」って嬉しそうにしていた。
途中、アップルストアに入ったり、プランタン銀座の前を通りかかったら「プランタンって、春っていう意味だよ」って教えてくれたり、街中にある彼女の母国語を私に訳してくれたり、かなり表情も明るくなった。
そして、彼女の最寄駅で別れた。
たぶん、まだファミリーは気分を害していると思うけど、何とか気持ちを伝えられると良いと思う。
実は、今朝ファミリーから「もう自信がなくなった」とメールもらっていて、明日はファミリーと話をする予定。
どちらの気持ちも分かるだけに、結構辛い私。。。。でも、頑張る
