二宮和也主演、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人捕虜・山本幡男を演じた伝記ドラマ。作家・辺見じゅんのノンフィクション小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」を基に、「護られなかった者たちへ」「糸」の瀬々敬久監督がメガホンをとった。
第2次世界大戦後の1945年。シベリアの強制収容所に抑留された日本人捕虜たちは、零下40度にもなる過酷な環境の中、わずかな食糧のみを与えられて重い労働を強いられ、命を落とす者が続出していた。そんな中、山本幡男は日本にいる妻や子どもたちのもとへ必ず帰れると信じ、周囲の人々を励まし続ける。山本の仲間思いの行動と力強い信念は、多くの捕虜たちの心に希望の火を灯していく。
戦争時代の日本人が受けた悲惨な体験の映画かと思っていました。
中には、威張る上官や仕方がないと従う収容者たち、そして共産主義化していく日本人の描写もありましたが
「山本幡男は、日本にいる妻や子どもたちのもとへ必ず帰れると信じ、周囲の人々を励まし続け、
その仲間思いの行動と力強い信念が多くの捕虜たちの心に希望の火を灯していく。」の通り
11年間の辛い作業もあったであろうに、希望を感じる物語に作ってありました。
映画は去年「MINAMATA」以来一年以上経って会員割引(月)が期限切れでしたが、更新してもらい¥1200。
私は「ラーゲリより愛を込めて」、カミさんは「Dr.コトー診療所」を別々に見ました。
終盤、周りの方たちのすすり泣きが聞こえましたが、私には希望を貰った映画でした。
しかし最後の「ラーゲリより愛を込めて」の映画のロゴが出た時には、目が熱くなりました。(ネタバレ無し ;^_^A)