あまねこブログ

守護天使のメッセージを降ろし、お手紙でお届けします✽あまねこ占✼心里遇ころりの見えない世界スピリチュアルな日常ブログ

光の射すほうへ⑮

2024-08-20 03:26:00 | 見えない世界
自己紹介は「ごあいさつ」
の記事に書いております。
ご一読の上お読みいただけますと
お話しが解りやすいと思います。
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子どもの頃の話を書くにあたり
「虐待」というキーワードは
避けて通れません。
このテーマが苦手な読者様には、
このあたりの数話は読まずに
飛ばしてくださることを
おススメいたします。

そう前置きさせていただいた上で、
続きを書いていきます。
…✼…✼…✼…✼…✼…✼…✼…✼…✼…✼…

それは意外な形で起きた。
まさか
不意打ち的な出来事だった。

「この人」による「痛み」を
日常的に受けているのは
私の役目だった。

よく何時間も立たされ
怒られている私の姿を見ていた
他の兄弟姉妹たちは
その事を横でどう見ていたのか…

目上の者たちは、
イチイチ「この人」を怒らせて
「鈍臭い」とか
「もっと賢くやれよ」的な
ことを言って私を疎んでいた。

目下の者たちは、
「この人」を真似て
人差し指で私のオデコを小突いて
走り去ったり…
立たされている私を誂いに来た。

父以外の家族全員、
私のことを
そのような対象として扱い
見下していた。

なので
誰かに助けを求めることも
相談することもしなかった
というよりも家族に
そんな相手はいなかった。

ただ独り
無言で耐えた。

ところが
不意打ちで起きた
この日は違った。

対象は私ではなかった。

目上の者たちは秀才タイプだった。
少なくとも私と異なり
「うまくやれるタイプ」
だったハズが…
一体、何があったのかは
全くわからなかった。

珍しく平和に
夜、寝落ちて
しばらく経った頃だった。

いつもの「この人」の、
罵倒する声と
身体を殴打する音が
夜の静けさを突き破るように
家中に響いた。

夢の中でも殴られているのか…
眠気の中で、
私の脳が確認しようとする。
またいつもの時間が始まった?
いや、
私はここにいる。
遂に精神崩壊したのか?
「この人」が
独りで暴れているのだろうか

私の脳が
必死で事を整理しようとする…
と、「やめて…やめて!」
叫びながら逃げ惑う声がする…

やっと整理がついた。
今日は私ではなかったのだ。

こんなことは珍しい。

私の中の堕天使が
こう言った。
客観的に見た私の「痛み」は
こういう状況だったのか…

目上の秀才は
逃げ惑いながら
日頃受けている私の「痛み」を
理解しただろう。
逃れられないこの「苦痛」を
理解しただろう。

一方、天使は言った。
これ程までに「この人」の
逆鱗に触れるとは
一体、何があったのか
一体、何をした?
一体、何を言ったのか?
子ども心で純粋に発した何かが
「この人」の中の傷つく部分を
刺激してしまったのだろう。
暴れ方が尋常ではない。

私の「痛み」の場合は
これとは理由が異なる

単なる「この人」の
ストレスの捌けぐちだ。
何故ならいつも、
「痛み」と一緒に
「哀しみ」のような
ある種の「やり切れなさ」が
伝わってくるからだった。

ただ、私に他人の
「やり切れなさ」を
整理する必要があるのか?
といえば
そんな必要があるはずがない。
しかも暴力を受けることによって
整理する時間を提供している
ようなものだ。

小学校高学年にもなると
私の脳が
そのように解釈していた。

しかし、この日のことは
そういった私の「痛み」とは
全く質の異なる出来事だった。






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