あまねこブログ

守護天使のメッセージを降ろし、お手紙でお届けします✽あまねこ占✼心里遇ころりの見えない世界スピリチュアルな日常ブログ

光の射すほうへ⑫

2024-06-22 10:08:00 | 見えない世界
自己紹介は「ごあいさつ」
の記事に書いております。
ご一読の上お読みいただけますと
お話しが解りやすいと思います。
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子どもの頃の話を書くにあたり
「虐待」というキーワードは
避けて通れません。
このテーマが苦手な読者様には、
ここから数話は読まずに
飛ばしてくださることを
おススメいたします。

そう前置きさせていただいた上で、
続きを書いていきます。
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「見える世界」で経験した「痛み」
成長に合わせて濃淡を付けながら、
大人になるまで続いた。
私の中に「忍耐」を育んだけれども、
途轍もなく長い時間に感じられた。
その中で、
私の成長に大きく寄与した出来事と
光を感じた出来事を
幾つか拾って書いてみる。


「神様なんていない」
思って生きていたが、
時折、あれ?
と、思う瞬間があった。
だから何だと云うわけでもないし
何か見たというわけでもないが、
自分の中にある仄かな感覚が、
何かをキャッチする瞬間があった。

それは、小学校低学年の頃だった。

「この人」に対する「恐れ」
を抱く日常に麻痺しながらも
成長を続けていた。

近所の丘にシロツメクサが
一面に咲く場所があった。
その季節が来ると、そこで
シロツメクサの首飾りを編んで
遊んだ。

ある日のこと。
学校から帰り、丘へ向かった。
見たことの無い女の子がいた。
どこの家の子だろう?
わからないが、それよりも
シロツメクサを編むことに
没頭したかった。
たまに顔を上げると
彼女もまた、黙々と
でも楽しそうに
シロツメクサを編んでいた。

私より少しお姉さんだった。
女の子らしい娘で
誠実さと丁寧さと信頼感があり、
大人っぽく感じた。
お話の仕方もまた、
大人びていた。

お互い会話をすることも無く
気の済むまで黙々と編んだ。
いつしかシロツメクサは
長い長いロープのように
仕上がっていた。
ここ最近では超大作だ。

満足感に浸っていると
お姉さんが、自分で編んだものと
私が編んだものを器用にまとめて、
一方で冠の作り方を
一方で首飾りの作り方を
教えてくれた。

私達は、無駄に会話は
多くはなかったが
不思議と息が合い
人見知りの私が自然体で
その場を楽しんでいた。

お姉さんは、
「こうやって…えっと…こうするのよ」と
出来上がったシロツメクサの
冠と首飾りを私の頭と首にかけてくれた。

草のニオイがした。
心がス〜ッと澄みわたり
妖精になった気分がした。

このとき、
日常の「恐れ」や「不安」は
どこかへ消えて無くなっていた。

夢中で過ごして気付けば、
夕焼けが空に
その色を広げはじめていた。
雲と雲の隙間から
夕焼け色の光の柱が
幾つも射し込んでいて
お姉さんと私は
「ワ~っ キレイ〜」
と言って眺めていた。

すると、お姉さんが私に
「知ってる?あれはね。
 天国に昇る階段なのよ。」
「天国に行く人はね、あの光から
 エレベーターみたいにス〜ッと
 上っていくのよ。」
と、おしえてくれた。


今、思い返せば
あのお姉さんは天使かもしれない。
または、天使がこの世に
送り出してくれた御使い
だったのかもしれない。

私の心の中の暗闇に
光が射し込んだ瞬間だった。

どんなに苦痛の中に身を置き
逃れることが出来ないように
感じられても、
自分の気持ちの持ち方次第で
いつでも抜け出せるんだよ。
光の当たる場所へ出られるよ。
と、あの時私に
教えに来てくれたのだと思う。



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