と、言うわけで、世界遺産の奥の院まで。
《ひんやりと 苔むす墓軍の 奥の院》
次の日は熊野古道を一日かけてウオーク!
行けども行けども森と、人一人通れる山道。
大昔の人たちもここを通って本宮大社、速玉大社、那智大社へと行ったと言う。
何かとても謙虚な気持ちになる。
今日は、雨の後で、道がつるつる、つい力が入り、足が棒の様。
さらに、那智の滝から、那智大社へ。この那智大社への大門坂の階段もきつかった。金毘羅さんの785段にはかなわないが、473段上るには心臓注意かも?しかも下りは膝に来る。これまた注意。とにかくえらく高い所に作ったものだ。
船でしかゆけないホテル、ホテル浦島は館内が迷路の様、お風呂へ行くのに床の色別ラインを頼りに、長い長いエスカレーターに乗りやっとつく。
其の苦労のおかげか、露天風呂からの夕日は海と空の他さえぎる物無く絶景!眺めも最高。
しかし、帰りは高速エレベーターで33階から一気に下る。行きもエレベーターにすればよかった!
夕食のバイキングのマグロの食べ放題、これはおいしかった。解体しながらの大皿盛りのおかわり自由。海無し県の私には、これだけでもまた来たいほど。
翌日は、本州最南端の、潮の岬をまわり帰路に着く。
潮の岬に灯台あれど、恋の闇路は、照らしゃせええぬ、なんて、どこかで聞いた歌が思い起こされる。
フー、疲れた。けど、又、行きたいな。
車中からの、雨上がりの熊野川は、濁流が渦巻いて自然の脅威を感じた。