Good Toy time ~グッドトイタイム~

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【コラム】 子どもの目線

2019年12月16日 | コラム
今日は雨ですね。雨の日に通勤をしていると、気になることがあります。それは、閉じた傘を手に持ちながら、前後に大きく揺らしてあるく大人の姿です。保育園や幼稚園に行く前の子どもたちが近くにいると、傘の先が子どもの顔に当たらないかとヒヤヒヤしてしまいます。

子どもは背が低いだけでなく、視野・視界が大人が思っている以上に狭いため、近くにあるものの全体像が見えていないことが多く、こうした場面では大人の足しか見えていない状態で歩いているところを、突然、細長い傘の先だけがゆらゆらと見えるのです。

2歳前後の子どものモノの取り合いが多い理由も、実はこの視野・視界と関係があります。自我が芽生える時期でもあるため、子ども同士の気持ちのすれ違いや、自分の思うようにいかない葛藤なども関係してくるのですが・・・。

友達が使っているものを急にとってしまうという場面をおもちゃの広場でもよく見かけますが、それは単にその子がワガママだからなのではなく、自分がほしいもの、気になったことしか目に入らないという、視野・視界の狭さとも関係があるのです。

子どもの横から声をかけると気がつかないという時は、正面から覗き込むようにして声をかけてみると、気がつくこともあると思います。

乳幼児の視野が体験できる、「チャイルドビジョン」という視野体験メガネがあります。今は無料でダウンロードができるサイトも多くありますので、ぜひ、作ってみてください。そして、作ったあとは子どもの目の高さになって、その視野・視界の狭さを体験してみていただきたいなと思います。