その店主は大手チェーン店●番ラーメンの出身とのことで、いろいろ考えがあって現在に至ったようである。
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頂いたのは 塩らーめん 800円
「ストレートスープを塩のみで味わって頂く商品です。お客様で塩を加減して下さい。」のキャッチコピーが気になってこのメニューを注文しました。動物系の白濁出汁はかなり魚介が前に出た無化調スープ。魚介と動物系の旨みがじんわりと伝わってくるとろんとしたスープ。塩分は乾物から出る素材そのものの味わい。別皿で提供の粗塩はミネラル豊富なほんのり甘味さえ感じる塩で、これを好みに応じてスープに投入して味を調える。塩少々とは親指と人差し指、中指の3本でつまむ量。小さじ1/8~1/4で約1gと言われているが、2から3回は入れただろうか。かなりの塩分を摂取したのが可視化できる(笑)
(余談だがこのような手法は金澤つけ麺鈴(廃業)の塩ラーメンで初めて経験したところでもある。)
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肩ロースとバラチャーシューの2点盛りはスープを邪魔しない薄味。メンマも拍子木切とさいころ切で食感を変えたりと独特の風味。麺は多加水で四角い断面のストレート麺。店主によればメーカー委託で加水率42%だとか。通常が30%なのでかなりの高加水率です。カンスイは凄く控えめか未使用か?その分コシが弱くも感じられますが健康とは引き換えられませんね(笑)
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食べ終わると丼の底から、カリカリ梅が登場。梅塩ラーメンをイメージしているのでしょうか? カリカリ梅の塩分と塩気無しのスープはとっても合いますが、出会いが少し遅かったかな(笑)
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店主のこだわりがいっぱい詰まったラーメン、次回は「丸木屋らーめん」を頂いてみたいと思います。