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ラーメン食べ歩きの腹ごなしにお城を巡るというお城ファンにとって不埒な行為ですが、訪ねるとそれなりに深く知りたくなり知ると楽しくなります。
知識が全く無いので先ずは訪ねた先の資料を集め、今後の活動に活かせればいいなと思い日記代わりに記録しました。
北陸・富山に住む者として一番身近なお城は「富山城」
一番身近な大名は高岡開町の祖「前田利長」
その本家本元がお隣の石川県金沢市。兼六園を庭園として有する加賀百万石の「金沢城」であり、「加賀藩主前田氏」です。
【高岡城】 縄張りと廓編
縄張りの基本構造は「連郭式+梯郭式」の「聚楽定型」とよばれ、中央に巨大は本丸を設けた周囲に郭と廓を土橋で連結させ、数珠つなぎにのように配した「重ね(連続)馬出」をもつ特徴などを挙げています。また、本丸を取り巻く5つの郭は全て馬出で、これらを二重に重ねて構成している点から聚楽定型をより発展させた防御力の高い城であるとし、「日本を代表する城郭設計の城」と高い評価がなされました。これら縄張りの特徴は、今に残る近世の高岡城図からも確認することができます。、、、出典:高岡市立博物館「高岡城址の魅力」
富山県埋蔵文化財センター所蔵
高岡城址立体模型
(平成21年度特別展「前田の時代と城」展示模型)
この日の足跡を矢印で表してあります。
現在の古城公園の平面図と重ねます。
◆立体模型「二の丸」方向
今回は「二の丸」(高岡市民会館駐車場)よりスタート
二の丸より「駐春橋」
護国神社
◆二の丸から「本丸」に向かう唯一の土橋
利長の書状などにより石垣は少なくても本丸には築かれていたと思われるが、他はどの程度築かれていたかは不明である。
現在は二の丸から本丸の間の土橋の両側に現存しているのみである。外堀(西)側に約920個、内堀(東)側に約850個の石がある。石材はほとんど加工されていない「野面」であり、積み方は不ぞろいの石の形を組み合わせて積む「乱積み」である。
その石材は虻が島を含む氷見市灘浦海岸や、高岡市雨晴・義経岩付近の石灰質砂岩が最も多く、次いで早月川水系の花崗岩、安山岩となっている。また石垣には「卍」や「H」などの符号が内堀(東)側だけでも60種220個認められている。
築城当時の石垣が見られる、上部には後年に積みなおした痕跡が認められたそうです。
突当りは「本丸」(射水神社)
◆立体模型「本丸」方向
本丸の前後(前:二の丸、後:小竹藪御城外)を配し、内堀を挟んで「鍛冶丸」「明丸」「三の丸」を一直線に並べている。これをみると本丸の南東(搦手口方向)と南西面(大手口方向)には曲輪が配置され、水濠が二重になっており守りは万全である。しかし、他の二面の堀は一重で本丸がむき出しになっている。これは、当時北西崖下には広大な沼沢地が広がっており、あまり防御を考えなくてよかったと思われる。
さらに城の北東には外郭予定地と思われる小松原台地(現高岡工芸高校、高岡市美術館)も存在している。
つまり高山右近は自然の地形をうまく利用しつつ、人工の力で城の防御力を最大限に引き出したと言えよう。、、、出典:高岡市立博物館「企画展高岡城」より抜粋
「本丸」(射水神社)
相撲場
本丸広場
本丸土塁最上部から「本丸橋」「池の端濠」、背後の街並みとの高低差
◆立体模型「小竹藪」「本丸」先端部
天守台跡?
高岡城には天守閣はあったのだろうか。本丸北隅に天守台らしき出っ張りがあるが、慶長17年(1612)に写したと記す「高岡御城景台之絵図」のその部分には「御材木御蔵」と記すのみである。利長は性急に突貫工事をさせ入城を急いでおり、最低限必要な部分のみを優先して仕上げ、天守閣はいずれ建設するつもりだったのだろうか。、、、出典:高岡市立博物館「企画展高岡城」より抜粋
ここは城郭の端で向かいには「小竹藪」がある。
小高い丘の最先端部からは利長公がかつて城主をしていた二上山の「守山城」が見える位置でもある。
◆「鍛冶丸」(高岡市立博物館)
高岡の町の歴史と高岡城に関する資料が多数展示され、無料で入場できる
利長君キャラクターがどこに行ってもあって親しまれている
◆「明丸」(高岡市動物園)
市民の憩いの場、親子連れで賑わう
◆立体模型「三の丸」方向
城内の建造物については廃城の際、破壊されたと言われており全く不明である。伏見城の豊臣秀次遺舘の良材を使ったと言われる利長居館や家臣の屋敷(二の丸には鈴木権之助邸、三の丸には今枝民部直恒邸)などは建っていたと考えられる、、、出典:高岡市立博物館「企画展高岡城」より抜粋
「三の丸」(高岡市体育館)
三の丸茶屋で一服
◆梅林
2020年1月撮影
【高岡城】
《築城以来、水堀が完全に保存されている城》
名称(別名);
所在地;富山県高岡市古城
城地種類;平城
築城年代;慶長14年(1609)
築城者;前田利長
主な城主;前田氏
文化財区分;国指定史跡
近年の主な復元等;平成3~7年に水堀浄化工事
天守の現状、形態;城址
地図;
※出典、、、日本100名城 公式ガイドブック・日本城郭協会監修(学研)
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