三国海岸浜地海水浴場に建つ大型の施設、海運座(かいうんざ) 前回試食会に訪れたのが8月29日、ちょうど1か月ぶりに訪れたこの日はスーパームーンが輝く夜でした。
今回は試作品第2案、濃厚ラーメンの試食会です。
その前に前菜(笑)としてレギュラーメニューを頂きました。これは夏シーズンの「海の家」で提供していたものとは全く違って、シーズンオフから提供を始めた「秋バージョン」。10月12日の3連休あたりまでの夜限定販売となるようです。
そのレギュラーメニューですが「塩」と「醤油」があり、これを同行のラー友とシェアして頂きました。
塩ラーメン
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出汁は鶏の旨みがふわーっと広がる美しい透明スープ。最初の一杯の一口目としては、とにかく旨みが広がって塩分もちょうどいい塩梅、飲み口がとてもスッキリした印象です。
塩タレにはエビ、ホタテ、昆布などの魚介が使われ、角の取れた丸みのある塩味になっています。
麺は加水やや高めの平打ちの太麺。チュルチュルした食感と、啜った時の唇を通過する際の口当たりが何とも心地よい。
具材はふわふわジューシーな低温加熱された鶏胸肉。これにトリュフとマッシュルームのソースが掛かっています。これは前回頂いた試作第1号を商品化したものだと思われます。鶏の臭味を感じさせないとても美味しいスープでした。
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もう一品は醤油ラーメン
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出汁と麺は塩ラーメンと共通。何種類かブレンドした醤油はとても複雑な味わいですが、無化調特有の輪郭の緩さが感じられ旨みと塩分のバランスをやや塩分寄りにシフトすると解かりやすいかなと感じましたが、塩ラーメンと食べ比べているせいもあるんでしょうね。
こちらは豚ロースのチャーシュー、肉厚でふわトロな仕上がり。薄味で控えめですが奥深さを感じる仕上がりでした。
とにかく鶏の香りと、ほんのり後口に煮干しが感じられる上品な味わいでした。
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そして本日のメインイベント、「鶏と煮干しの濃厚ラーメンこい~の」(勝手に名付けてみました)
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スープの色が何となく緑色掛かってドロっとしています。これは相当煮干しがぶち込まれていると想像できます。
濃厚鶏白湯がベースかと思われましたが案外サラッとしていてビックリ。乳化させる段階とその後に数回にわたって煮干しを合わせ独特の鶏乳化系煮干しスープが出来上がっています。煮干しガツンとも違い苦み・エグミをまったく感じさせない低粘度スープは初めての味わいです。
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麺は平打ちの細麺、チュルチュル麺ですが、これは先ほどのレギュラーに使われていた太い平打ち麺の方が相性が良さそうです。
ま、麺については店主のお考えもあって今後は自家製麺とかいろいろアイデアをお聞きしたので楽しみです。
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この数日前の試食会ではあまりの濃厚さが不評で、今回粘度を下げたとの事。いやいやいや、そのねっとり濃厚ラーメンも食べてみたかったです(笑)
とにかくサービス精神とアイデアがいっぱい詰まった店主。トッピングや別皿での提供などてんこ盛り。もう少しシンプルでもいいような気がしました(笑)
こちらのラーメンは今後店内を改装したしたのち、海運座のラーメン部門としてひっそり(笑)と営業したいとのこと。
ひっそりではなく盛況をお祈りいたします。 開業した際はぜひ訪れたいですね。