「谷川俊太郎への手紙」 地上から樹が失われてゆくのは悲しい。アフリカや南米の原野には天を遮る樹林があり、名付けようもない奇怪な姿の樹が、いまも強い拒絶の意思をもちつづけているだろう。しかしそれは、(つまり)ぼくが こうして記述しようとする樹々は、再生産可能な想像力の領域範囲にあり、絶対的な外的相貌としてあるものではない。…(後略)武満は谷川俊太郎の詩からひとと樹との繋がり、関係について書いている。それだけではないのだが、少し難解、ぼくなりに解釈しておこう。樹とひととは太古から強く関わってきた。もちろん、ひとだけではない。現在、その樹を切ったり山や谷を崩したりする(開発)が各地でされてきたが、それは批判され草ぼうぼうの空地になり、地方自治体は財政破たん。税金は住民、やめてくれ。わが市ではその是非で選挙が行われている。やはり詩を読まないといけない。
加藤眞琴プログ、ドローイングの日々。gallery,amk8
いきものは、生きている限り、視覚.聴覚.嗅覚.触覚…が躯を刺戟する…それをことば.形で表したい。